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我那覇 美奈

Last Up Dated:2013.07.10


我那覇 美奈_b0033699_17311813.jpg我那覇 美奈 (がなは みな)

1981年鹿児島県・奄美大島生まれ。ピュアでストレートな歌声と自然体の天真爛漫なキャラクターが、聴くヒト、出会うヒト、全てを魅了していく…無添加AB型。

9歳のとき出場した“Teens Music Festival”をきっかけに、15歳で上京。1998年Sg.『桜のころ』でデビュー。2002年に実弟が出場を果たした「熱闘甲子園」<ABC系全国ネット>のテーマソング『終わらない夏』、

2003年映画 「あずみ」 主題歌 『ねがい』 をリリース。2004年5月に発表したMaxiSg .『月の雫』 は、故郷・奄美大島で出会った「月のみち」に感銘を受け生まれた楽曲で、C/Wにはライブで必ず最後に歌う名曲 『青空』 を収録。同年9月には浜田省吾のユニット“Fairlife”とのコラボレーションでMaxiSg.『砂の祈り』をリリースし、2006年3月MaxiSg. 『風になりたい』、 2006年4月オリジナル・アルバム 『風、光る』 をリリース。現在までに5枚のアルバムと19枚のシングル(Maxiを含む)にユニットのミナ・ガーナとして1枚を発表している。


我那覇美奈オフィシャルサイト
我那覇美奈 公式ブログ





我那覇 美奈 全作品


1st single
1998.02.21 桜のころ我那覇 美奈_d0022648_0332767.jpg我那覇 美奈_d0022648_0335115.jpg

1. 桜のころ
2. 春と1/2
3. 桜のころ (オリジナル・カラオケ)

テレビ東京系 『対決! マイベスト10』 エンディングテーマ
奄美大島出身の弱冠16歳。我那覇美奈デビューシングル。




2nd single
1998.08.01 微熱我那覇 美奈_d0022648_0411326.jpg

1. 微熱
2. アノ雲ヲ追イカケヨウ
3. 微熱 (オリジナルカラオケ)

テレビ朝日系 『たけしの万物創世記』 エンディングテーマ
際立つヴォーカルセンス! 待望の2ndシングル!




3rd single
1998.10.31 TEARS 〜時間(とき)の中で…
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1. TEARS ~時間 (とき) の中で…
2. サイレントナイト
3. オリジナルカラオケ
4. O-RGANIC HEALING MIX

シングル 「微熱」 がチャート上昇中のニューアーティスト"我那覇美奈"のニューシングル。
一度聴いたら忘れられないミディアム・テンポのマイナー調美メロ。
本人出演のTOSOSIN CMソング。




12インチアナログシングル
1998.12.12 TEARS 〜時間(とき)の中で… ※リミックス限定盤
我那覇 美奈_d0022648_194341.jpg我那覇 美奈_b0033699_658118.jpg← 画像クリック拡大


1. MURPHY'S "G.A.R.U." MIX
2. MURPHY'S "G.A.R.U." MIX

3.  O-RGANIC HEALING MIX
4.  O-RGANIC HEALING MIX
5.  ACAPPELLA)




1st 1999.03.10 きみにとどくまで...
バランス/君に届くまで.../TEARS ~時間  (とき)  の中で…/泳ぐ雪/桜のころ/逃げ水/ルビー色した月の訳/ノスタルジア/微熱/花の咲く街
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4th single
1999.06.23 All I wish
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1 . All I wish
2 . あたらしいくつ
3.  All I wish (Instrumental)

島野聡作曲&プロデュース。
歌謡曲の復権、という角度から見ると、昨今のR&B風ブームはなかなか面白い。
初期の松田聖子のアルバムにちょっと入ってても、おかしくない。




12インチアナログシングル
1999.07.01 All I wish ※リミックス限定盤
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1 .All I wish (REMIX)
2. All I wish (CLUB MIX)

3. All I wish (FOLK MIX)
4.. 君に届くまで.. .(Blue Lagoon MIX)
 ※画像クリック拡大 ↓
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5th single
1999.11.30 太陽
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1 太陽
2 ホーリー・ゴッド・マリア
3 太陽  (Instrumental )

日本テレビ系 「ロンブー龍」 エンディングテーマ
本人が初めて本格的に作詞に挑戦したというマキシ。彼女の持ち味でもある生々しいスケールの大きなヴォーカルはそのままに、アコースティック・ギターを配した小気味よいアレンジで新境地を開拓。




2nd 2000.02.23 TRAVELING SUNS
Primrose-Yellow/All I wish/L.N.O./「サヨナラ」の日/トラヴェリング・サンズ(Original Mix)/地球の砂場/スタイル2/羽があるから/さよならのあとに咲く花/あたらしいくつ/太陽
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6th single
2000.02.23 トラヴェリング・サンズ
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1 トラヴェリング・サンズ
2 隣人 (トナリビト)
3 トラヴェリング・サンズ  (Instrumental )

テレビ朝日系ドラマ 『おばあちゃま、壊れちゃったの?』 挿入歌




7th single
2000.07.05 ふたつのあした
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1 ふたつのあした
2 点滅
3 ふたつのあした (Instrumental )



8th single
2001.02.21 二十歳のうわごと
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1 二十歳のうわごと
2 寄り道
3 二十歳のうわごと (Instrumental)

3rdアルバムのリーディング楽曲となる8thシングル!! 何が境なのか決まりがある訳でもないのに、自動的に成人とされる不安と期待を、彼女の言葉でリアルに唄う。




3rd 2001.03.07 20 にじゅう 
二十歳のうわごと/日曜に/夢はどこだろう/白く優しく/ラヴレター/波の音/言わないで/思ひ出/寄り道/ふたつのあした
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9th single
2001.10.24 ひとつだけ
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1 ひとつだけ
2 真夜中の砂嵐
3 ひとつだけ (Instrumental)

フジテレビ系連続ドラマ 『レッド』 主題歌
二十歳を迎えて発表した3rdアルバム 『20 にじゅう』 で飛躍的な成長を遂げた我那覇美奈の通算9作目のシングル。アメリカ色濃いアナログなサウンドによる、力強いロッカ・バラードは聴き応え十分。




10th single
2002.02.20 フルワセテ !
我那覇 美奈_d0022648_929767.jpg1. フルワセテ!
2. 愛のうた
3. フルワセテ! (Instrumental)

10枚目となるシングルは本人作詞、星勝作曲・プロデュースの痛快なナンバー!!  派手なリズムに乗った伸びやかなボーカルが、闇の中から目の前に広大な世界が開けたような気持ちよさを感じさせてくれる。カップリング曲 「愛のうた」は、プレイグスの深沼元昭作曲・プロデュースによるキュートなポップスナンバー。




4th 2002.04.03 momentum
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恋のダーツ/163honey/?(クエスチョン)/Alice/ひとつだけ/フルワセテ!/予感/スーパースター

イマドキよりも、王道をまっすぐいくことに決めた4作目。ここまで表現力のあるひとだったら、ソウルかダンスに走っちゃうでしょ。そこをあえて歌謡曲を選んだことはまちがいではなかったと、このアルバムが証明している。ダウナーな聖子ちゃんって感じ(これ誉めことば)。




11th single
2002.07.30 終わらない夏
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1. 終わらない夏
2. 8月の風
3. 終わらない夏 (Instrumental)

ロック・テイストの力強さと、歌声の響きがもたらす爽やかさが印象的な 「終わらない夏」 はアルバム『momentum』 収録曲のタイトルとアレンジをあらためたニュー・ヴァージョン。テレビ朝日系『熱闘甲子園』のテーマとなっている。




12th single
2003.04.23 ねがい
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1. ねがい
2. ねがい (pure voices)
3. 花の咲く街 (acoustic session)

全国東宝系公開映画『あずみ』主題歌
デビューから約5年、約9ヵ月ぶりのシングルは、上戸彩主演の映画『あずみ』の主題歌。海のように果てしなく広がってゆく彼女の歌声に、ケルトのフレーズを編みこんだ井上鑑のアレンジが映える。



我那覇 美奈_b0033699_14431217.jpg★2003年5月10日公開 
★配給: 東宝株式会社 映画 『あずみ』  ★監督: 北村龍平  
★主演: 上戸 彩・岡本 綾・原田芳雄・竹中直人 他
武芸の達人小幡月斎は家康の側近から、不穏な動きをする勢力一掃するため少数精鋭の刺客集団の結成を依頼される。月斎は全国を回り、あずみら10人の子供たちを集め、隔離した世界で10年の歳月を費やして英才教育する。
やがて加藤清正、浅野長政ら豊臣方の武将の暗殺指令が下る。月斎は、あずみたちに二人一組になってそれぞれ殺し合うという厳しい試練を与える。あずみたちは心に傷を受けるが、癒す時間もないまま暗殺を次々と実行していく。





13th single
2004.05.26 月の雫
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1. 月の雫
2. ほしつぼみ
3. 青空

「ねがい」 から約1年ぶりとなるシングル。ハワイアン・アコースティック・ユニット、IMEHAをギターに迎え、素朴な歌声やメロディをさらに引き立たせる。我那覇の出身地である沖縄の風景が広がるような曲は、穏やかに身体の中に染み渡っていく。




14th single
2004.09.23 砂の祈り
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1. 砂の祈り
2. 青の彼方へ
3. 月の雫 with strings

日本テレビ系の情報番組 『@サプリッ!』 エンディング・テーマに使用されている、我那覇美奈14枚目のシングル。浜田省吾楽曲であるタイトル曲に漂う、70年代後半からのモダンなハワイアン・センスと、彼女の伸びやか唄はしっとりとマッチしている。




15th single
2006.03.15 風になりたい
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1. 風になりたい
2. 左手で書いたラブレター
3. 海へ来なさい

吉田拓郎の作詞作曲による「風になりたい」、浜田省吾の「左手で書いたラブレター」、井上陽水の「海へ来なさい」というカヴァー3曲を収録したマキシ・シングル。オーガニックなイメージのアレンジと素直なヴォーカルが、原曲の良さをくっきりと際立たせている。




5th 2006.04.26 風、光る
我那覇 美奈_b0033699_16354537.jpgCinnamon Chai/月の雫 /風になりたい/グミの木 /ココア/深呼吸/マーマレード色した空/砂の祈り /檸檬/風を見たかい/Sunshine/渚にて/長靴をぬいだ猫/ヒーロー/ヒトリゴト/青空/月の雫 Reprise

4年ぶりに届けられた5枚目のアルバムだが、軽やかであたたかい歌と、アコースティック主体の純粋ポップなスタイルは不変。吉田拓郎や浜田省吾作品など、骨太な楽曲を重くならずに歌える才能が、16曲というボリュームを長く感じさせない。時代を超える音楽だ。



16th single
2006.12.25 永遠の楽園
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KBS京都他全国民放20局ネット 『もう一つの楽園 タヒチ・海と空の物語』 テーマソング

2007年1月1日にKBS京都で放送された特別番組のテーマソング。同番組のロケでタヒチを訪れた我那覇が、素晴らしい海の色、南太平洋の島々で出会った素敵な人々や、伝統的な美しく哀しいポリネシアの物語などを聞くうちに膨らんでいったイメージを歌詞に綴っている。作曲は、オルガン&キーボード・プレイヤー/平沼有梨。



17th single
2008.09.10 ブルー・バタフライ
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2008北京パラリンピック水泳日本代表選手応援歌
日本障害者水泳連盟・公式ソングとして、水泳代表選手北京パラリンピック応援歌を我那覇美奈が担当。 楽曲のテーマは、「大切な人へのありがとう」。 人は1人じゃ強くなれない、そばには必ず支えてくれた人たちがいる、そんな人 への感謝の気持ちの大切さが込められている。




18th single
2009.05.17 優しい涙
我那覇 美奈_b0033699_16233058.jpg1. 優しい涙
2. Independence Day
3. ブルー・バタフライ<'09 Mix>
ライブ会場限定シングル。新しい一歩を踏み出した我那覇 美奈、28才。次なるステージの幕開けに携えるのは、2009年5月17日の大阪ワンマンライブを皮切りに、全国のライブ会場でしか手に入らない限定シングル。ハセガワ ミヤコ 作詞・作曲 『優しい涙』 を始め、故郷を離れて、つまずきながらも、強くしなやかに生きる、アラサー女子のやさしい応援歌を3曲収録。
FLGM-1001




ミナ・ガーナ名義
2010.09.29 空色コンガ
我那覇 美奈_b0033699_072274.jpgいいんですか? /涙/ あなたに /歩いて帰ろう /RUNNER / 夢 /サヨナラCOLOR/冷たい頬/死の魔法/花の名
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自然にからだが反応してしまう中村優規のたたき出すリズム、精錬されたフレーズが次々に飛び出して来る石成正人のアコースティックギター、それぞれのサウンドと曲にテイストを変えて表現していくミナ・ガーナのヴォーカル。アコースティックレゲエのスタイルでJ-POPの名曲中の名曲をカヴァーしています。アコースティックギターとパーカッションの気持ちいいグルーヴにミナ・ガーナの虹色ヴォーカルが愛のメッセージを伝えます。
ミナ・ガーナ (我那覇美奈・中村優規・石成正人)




19th single
2012.02.29  茜
我那覇 美奈_d0022648_10311615.jpgショートフィルム 「炎夏 ― 夜藝の湖畔 ― 」 主題歌
主人公の悠太は、三ヶ日町各地区で伝わる、2キロ近くの火薬を詰めた筒を脇に抱え打ち上げる手筒花火を今年初めて揚げることになっていた。病気で倒れ、手が不自由になった父の代わりに。そこで地区での手筒花火を復活させた洋介、父、母、手筒に魅了され町に滞在するはるか、人や町、伝統に不器用にぶつかり、迷いながら手筒花火や回りの人たちに向き合おうとする。

炎夏 ― 夜藝の湖畔



ベスト 2013.07.31 我那覇 美奈 初心忘ルベカラズ
デビュー15周年記念 ガナハ・セレクトによる初のベスト盤!
我那覇 美奈_b0033699_12291419.jpg01 桜のころ 
02 TEARS ~時間 (とき) の中で…  
03 サイレントナイト
04 点滅 (1998 オリジナルVer.)
05 All I wish
06 太陽 
07 ふたつのあした
08 二十歳のうわごと
09 ひとつだけ 
10 終わらない夏 (2013 New Edit)
11 ねがい 
12 ノスタルジア (Independent Breath Ver.)
13 月の雫
14 砂の祈り
15 優しい涙
16 茜 












我那覇 美奈_b0033699_1371878.jpg『永遠の楽園』、Fairlife
我那覇美奈の現在

――昨年末に、最新曲『永遠の楽園』が配信のみという形でリリースされました。こちらはテレビ番組のテーマソングということですが。

我那覇: そうですね、タヒチに行って来たんですけど、もう完全にノーマークでした!本当にスゴかったー!もう人間社会じゃないみたいで、まさに楽園でした!(笑)

 ――うらやましいですね。ではその楽曲を紹介して下さい。

我那覇: ハイ。私が詞を書いているんですけど、そこで見たもの、聞いたもの、感じたりして出会ったものから書き上げたって感じですね。曲を作ってくれた平沼さんには、私たちが行ってる間にイメージして書いてもらいました。一緒に行ければ良かったんですけどね。

 ――楽園つながりという訳ではありませんが、日本の楽園、奄美に関して聞かせて下さい。

我那覇: 奄美は一番楽しみな時期って、暮らしているとたくさんあるんですけど、そこを狙っていこうとすると、天候に嫌われちゃう事も多いんですよ。ですから、最高だったねって滞在は、私が連れて行った人にはあまり経験させてあげられていないような気がします。やっぱり雨が多いんですよ、奄美は。タヒチは雨季じゃなければ、毎日ウソみたいに天気が良くて、夕方から雨が降るって決まりみたいになってて。だからいつ行っても写真のように天気が良くて青空で、海が澄んでてってなるんですよ。

奄美はいわゆる南の海の楽園というよりは、昔の日本が混ざったような感じですね。山がいっぱいで、昔話に出てくる仙人が住んでいそうな感じがしませんか?雲も低く降りてるし。でも奄美に帰るときは、その雲を飛行機の上から見るのが楽しみなんです。だからなかなか奄美の魅力を一言で紹介するのは難しいんですよ、何ヶ月か住んでみたら分かると思うんですけどね…。

 ――そうなんですよね!だからこそ、晴れたときはすごく気持ちがいいんですよね。

我那覇: そう。夕焼けなんかも、海岸や場所によって全然違う顔を見せてくれますし。

 ――そして作品と言えばもうひとつ。3月にリリースされた音楽制作チーム、Fairlifeの2ndアルバム『パンと羊とラブレター』にも、2曲フィーチャーということで、この辺のお話も聞かせて下さい。

我那覇: 水谷公生さん、春嵐さん、浜田省吾さんから成るFairlifeには、『砂の祈り』というコラボシングルからお世話になっておりまして、『月の雫』のカップリングの『青空』という曲がきっかけで、前作にも参加させてもらっています。Fairlife自体は、様々なアーティストに歌ってもらうというプロジェクトでして、今作でも声を掛けて頂いて、2曲歌っています。

『詩人』は春嵐さんから「ガナハちゃんに歌って欲しい」と言われた曲で、『二番目に好きな人』は、今までとは違う音楽性の中で歌わせて頂き、自分が進化できた曲です。それから家が近いということもあり、何度もご飯を一緒に食べたり、話をしたり。また、ここに参加しているヴォーカルの方たちとも仲が良くて、これを通じていっそう親しくなったりで縁を感じています。だから自分としては、よくあるコンピレーションとは違うもので、自分のリリースと変わらない気持ちでやらせてもらっています。もちろん、一枚のアルバムとしても素敵なものが出来ました。


我那覇 美奈_b0033699_140145.jpgデビュー10年目
変化した奄美という存在

 ――では我那覇さんのデビューからを振り返って聞かせてもらえませんか?

我那覇: 小学生の頃にTeens Music Festivalというコンテストに出場したんです。奄美は音楽がすごく盛んな島で、全部で40組くらい出場したんですよ。

その奄美の大会で優勝して、鹿児島の県大会まで行ったんですけど、そのときのビデオが今のスタッフの手に渡って、「この歌ってる子を探せ」って、奄美まで来てくれたんです。そういう始まりでした。そのとき私は「唄が歌える!」って、すぐにでも東京に出て行きたかったんですけど、両親が「中学を卒業するまでは親元で」って許してもらえませんでした。でも逆に、中学時代を謳歌してから上京することができたので、今は親に感謝しています。

 ――15歳の少女にとって、初めての東京と奄美大島のギャップというのは?

我那覇: ありすぎて、逆にすぐ適応しました!もう希望しかないんですよ、15歳ですから。うわっ電車だ!とか、夜なのに明るい!とか(笑)。今だったら自然なコトじゃないと思うんですけど…だから子どもですよね。それがもう嬉しくって。それから1年くらいでデビューしましたから、3~4年はそんな感じでしたね。都会に、こう…浮き足立ってたんでしょうね。

 ――ありますよね、そういう気持ちって…。

我那覇: だからデビューしたての頃は、あんまり奄美の話はしませんでした。自分の中では愛しているのに、飛び出してきた島、みたいな気持ちがどこかにあったんでしょうね。話し始めると、その気持ちをどう説明したらいいかわからなかったんです。

だから音楽的にも奄美の色を特に出したくなくって、我那覇美奈という本名でやってたのに、「いや、そこはいいじゃないですか」って気分があったんでしょうね。なんか奄美と自分がどう距離をとっていいのか分からなかったというか。音楽業界の友達も少ない状態だったし、すごく自分っていうものがどういう風にいたらいいのかって、探していた時期でもありました。

 ――それから数年を経て、とうとう昨年末、奄美のASIVIで初のワンマンライブを行いましたね。

我那覇 美奈_b0033699_1415835.jpg我那覇: だからそんなに時間がかかっちゃったんでしょうね。普通はデビューしたらすぐやりますよね?でもその時のテンションじゃ、そんな気にもならなかったんですよ。その時は、錦を飾らなきゃって意識が強すぎたんですね。すごく稼いで、自分がライブハウスを作ってそこでやる、くらいじゃないといけないんじゃないかって、勝手に背負ってしまった部分があり過ぎたんだと思います。

でもその後、20歳ぐらいのときにハシケンさんとアジア国際音楽祭で会ったんですよ。山形の高原でライブをやるというものだったんですが、そこでハシケンさんがなんと『ワイド節』を歌い出したんです。最初は分かりませんでした。だってそんな事ってあるハズないって…。でも『ワイド節』だって分かったら、次はもう自分でも唄っていたんです。

当時、沖縄の音楽をカバーしたりする人は多かったけど、奄美をフィーチャーする人は初めて見ました。なんでこの歌を!?って、不思議な人だなぁという印象だったんですけど、ハシケンさんの音楽はすごくカッコよかったんですよ。彼の中にはジャズやブラジルなど色々な音楽があって、そのミックスされた中に奄美の音楽が存在していて、それが素晴らしいなと思ったんです。

そこぐらいから奄美に対する気持ちが変わってきて、そんな時に(元)ちとせに会ったんですよ。とても仲良くなって、それで自分の中で生まれ育ったくせに遠かった奄美ってものが、ぐっと近くなったんです。ちとせが住んでいた所は、奄美でも私とはとても違う場所で、最初はそれがすごくうらやましかった。だって、彼女が住んでいた所だと、話すことがたくさんあるじゃないですか!あまりにも奄美で。私の場合はシティガール(笑)だから…。だけど私の中にもいっぱい奄美の血が流れていて、シマ唄を耳にしながら育っていて。こういう友達が出来たことで、「ああ、全部奄美だ」と見つめ直す機会がたくさんできました。自分の中に奄美が存在している、素直に縁に身を任せて行ければいいんじゃないかな、と思って作ったアルバムが最新作『風、光る』なんですよ。

 ――聴かせていただきました。とてもナチュラルで、自由なアルバムですね。


膨らむ、奄美への想い


我那覇: 奄美が自分の中でこんなにも大きいってことに気がついたのは、03年の奄美パークでのイベントなんです。これは奄美での初めての大きなイベントで、ASIVIの(麓)憲吾さんを先頭に、奄美群島が全部一緒になって、青年たちが皆で作り上げました。そのとき、島の中や外で音楽活動をやってる人達の想いとか、色々なものを見ることができたんです。そして何より、皆と一緒になって同じステージで歌うってことを、奄美の地でできたということが大きかったですね。

そして出来たのが『月の雫』というシングルの曲です。月がすごく綺麗な晩の出来事で、ああ、これは唄にしようって思ったときに、何故か昔のデモテープを思い出して、それに詞を書いた曲なんですよ。そこからまた私の中で始まって、アルバム『風、光る』までつながったんですね。今まで出せなかった奄美への想いが出せるようになって、そうしたら(ASIVIでのライブを)やるしかないでしょう、と。自分から(奄美と)距離をとってしまったという申し訳のなさや色々ありまして、憲吾さんなんかは早くやろうって言ってくれていたんですけど、その時までって拒んでいたんですね。

昨年やっと実現できまして、そうしたら今後の『私はどう活動をして行きたいか』という中に、『奄美のために』というフレーズが増えました。もちろん、その為だけにやってる訳じゃないですけど、気持ちとしては楽になりました。

 ――ASIVIのライブでのエピソードがありましたらお願いします。

我那覇: ロックバンドのSouthBlowと会ったんですよ。彼らは、私の前日にASIVIでライブをやっていたんです。そうしたらヴォーカルの硯くんは中学の後輩で、「知ってましたよ、生徒会長!」って言われて、すごく恥ずかしかった。実は中学時代を謳歌して、というのはそういうことでして…(笑)。でも、彼らがデビューしたって聞いて嬉しくなりました。最近奄美出身のミュージシャンが増えているって話なので、03年の時みたいに、そういったバンドや歌い手さんが一堂に会して出来たらいいですね。

 ――今年もまた奄美でライブを計画しているのでしょうか?

我那覇: ホントは6月に行きたかったんですけど、難しそうなので、秋に行けたらなあって思っています。好きなんですよ、梅雨明けの6月と、夏の終わりの台風が来る前の9月が。皆さんにもおススメするんですけどね。

我那覇 美奈_b0033699_1435424.jpg ――さて最後になりましたが、ライブといえば、最近では原宿ペニーレーンでのマンスリーがありますね。こちらを紹介して下さい。

我那覇: これは実験の場ですって言い切ってですね、とにかく何をするか分からない、ということから始まりました。カバーをするかもしれないし、ひとりじゃないかもしれない。とにかく好きにさせてくれって場が欲しかったんですよ。ここは私のテリトリーだよって。それがやっと出来たので、毎月好きな歌を歌わせてもらっています。最初は弾き語りでやるっていうのが自分の中にあったんですけど、毎回終わるたびに、次はどうしようかなって楽しみに考えています。自分の好きな歌って、70年代のフォークやニューミュージックや、外国のものでもそういうのが多いんですよ。

 ――具体的には、今までどんな曲を歌って来たのですか?

我那覇: 井上陽水さんだったり、ちあきなおみさんの『喝采』とか、イルカさんとかいろいろですね。今度で8回目になるんですけど、先月は英語で『Calling You』を歌いました。基本は弾き語りなんですけど、そろそろ誰かを投入しようかな、と考えています。昔のBarみたいな雰囲気なんで、私は飲みませんけど、皆さんにはお酒を飲んでいただいたりしながら、ゆるーくお付き合いして欲しいなと思っております。

 ――本日はありがとうございました。我那覇さんには、5月5日に江ノ島で開催する「奄美まるごといもーれ祭り」にご出演いただくということで、こちらも楽しみにしております。

我那覇: 私も奄美出身のミュージシャンの方たちと共演できるのが楽しみです。海のそばですし、奄美の食べ物やお酒もあるそうなので、素敵な時間になると思います。みんなで楽しみましょう!

我那覇 美奈_b0033699_748147.jpg

by cress30 | 2005-11-03 15:59 | ◆我那覇 美奈

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