かぐや姫 全シングル&アルバム 2

b0033699_5405284.jpg1984.06.01
12メモリーズ かぐや姫 ベストセレクション

神田川/22才の別れ/僕の胸でおやすみ/雪が降る日に/加茂の流れに/赤ちょぅちん
妹 /なごり雪/ひとりきり黄色い船/うちのお父さん/あの人の手紙


b0033699_2032168.jpg1986.10.05 神田川
神田川 /今はちがう季節/ こもれ陽 /夏、この頃 /赤ちょうちん /おもかげ色の空 /湘南 夏 /22才の別れ/ わかれ道 /あの人の手紙 /黄色い船 /妹 /遙かなる想い/ 遠い街 /アビーロードの街 /僕は何をやってもだめな男です/ なごり雪


b0033699_10152145.jpg1987.12.16 17SONGS
妹 /好きだった人 /加茂の流れに /今はちがう季節 /あの人の手紙 /雪が降る日に /赤ちょうちん /僕の胸でおやすみ /22才の別れ /なごり雪 /ひとりきり /置手紙 /そんな人ちがい /マキシーのために /黄色い船 /この秋に/ 神田川
※ アナログからデジタルへの以降時期、クラウンが最初にCD化したかぐや姫のベストがこれ。価格は3200円。このベスト以降、毎年、何らかのベストがクラウンからリリースされることとなる。


b0033699_1243617.jpg1988.10.21 かぐや姫 全曲集
神田川 /今はちがう季節/ こもれ陽 /夏、この頃 /赤ちょうちん /おもかげ色の空 /湘南 夏 /22才の別れ/ わかれ道 /あの人の手紙 /黄色い船 /妹 /遙かなる想い/ 遠い街 /アビーロードの街 /僕は何をやってもだめな男です/ なごり雪
※ 唯一、アルバム未収録の 『夏、この頃』 がセットされたのが目玉。


b0033699_1102176.jpg1989.10.05
かぐや姫 フォー・エバー Vol.I

この秋に/君がよければ/ひとりきり/ペテン師/赤ちょうちん/あの日のこと/大きな片想い/雨が空から降れば/マキシーのために/あてもないけど/うちのお父さん/眼をとじて/置手紙/加茂の流れに/けれど生きている/僕の胸でおやすみ

※ 『大きな片想い』 『.雨が空から降れば』 『.置手紙』 はボーナストラック


b0033699_1111992.jpg1989.10.05
かぐや姫 フォー・エバー Vol.II

神田川/雪が降る日に/おもかげ色の空/こもれ陽/今はちがう季節/突然さよなら/22才の別れ/雨に消えたほゝえみ/あの人の手紙/アビーロードの街/なごり雪/そんな人ちがい/黄色い船/南風知らん顔/妹/好きだった人

※ 『雨に消えたほほえみ』 『そんな人ちがい』 『.南風知らん顔』 はボーナストラック


b0033699_4535217.jpg1990.09.25 かぐや姫ベスト・セレクション
神田川/22才の別れ/アビーロードの街/雪が降る日に/ポカポカ日曜日/湘南 夏/笑いしゃんせ泣きしゃんせ/黄色い船/わかれ道/春の陽だまりの中で/赤ちょぅちん/僕の胸でおやすみ/妹 /好きだった人/人生は流行ステップ/なごり雪/あの人の手紙 /加茂の流れに/赤い花束/うちのお父さん


b0033699_1117787.jpg1992.07.23 かぐや姫 ベスト15
神田川 /僕の胸でおやすみ/ 赤ちょうちん/妹 /加茂の流れに/ うちのお父さん/あの人の手紙 /雨が空から降れば/22才の別れ/なごり雪 /けれど生きている /雪が降る日に/ 置手紙 /ペテン師 /アビーロードの街


b0033699_1149343.jpg1994.11.21 かぐや姫 全曲集~神田川
神田川/今はちがう季節 /こもれ陽 /夏この頃 /赤ちょうちん /おもかげ色の空 /湘南 夏 /22才の別れ /妹 /わかれ道 /あの人の手紙 /黄色い船 /遙かなる想い /遠い街 /アビーロードの街 /僕は何をやってもだめな男です /なごり雪 /僕の胸でおやすみ /好きだった人 /おはようおやすみ日曜日


b0033699_12554912.jpg1995.11.21 全曲集
神田川/僕の胸でおやすみ/赤ちょうちん/妹 /僕は何をやってもだめな男です/加茂の流れに /雨が空から降れば/あの人の手紙 /この秋に /今はちがう季節/22才の別れ/なごり雪/置手紙 /アビーロードの街/ けれど生きている /あてもないけど/ ペテン師

b0033699_1335556.jpg1996.10.23 オール・ザ・ベスト
赤ちょうちん/なごり雪/マキシーのために/ 雪が降る日に/22才の別れ/あの人の手紙 /アビーロードの街/ 黄色い船/妹 /加茂の流れに/今はちがう季節 /ペテン師 /好きだった人/ この秋に /おもかげ色の空 /ひとりきり /僕の胸でおやすみ/ 神田川


b0033699_1381925.jpg1998.03.04 ベスト35
神田川/今はちがう季節/雪が降る日に/ こもれ陽/きらいなはずだった冬に /青春/赤ちょうちん/ペテン師/この秋に/大きな片想い/湘南 夏/おもかげ色の空/22才の別れ/ 突然さよなら/好きだった人 /眼をとじて/マキシーのために/僕の胸でおやすみ/妹/わかれ道 /離婚歴三回/そんな人ちがい/ 雨に消えたほゝえみ/置手紙 /おまえのサンダル/うちのお父さん/なごり雪/ひとりきり/加茂の流れに/黄色い船/アビーロードの街/遙かなる想い/南風知らん顔/けれど生きている/ あの人の手紙

b0033699_13303298.jpg1998.09.23 ベスト・ヒット16
神田川/赤ちょうちん/妹/なごり雪/22才の別れ/ 雪が降る日に/おもかげ色の空/うちのお父さん/ 好きだった人 /マキシーのために /加茂の流れに/ アビーロードの街/ ペテン師 /あの人の手紙/離婚歴三回 /僕の胸でおやすみ


b0033699_13485668.jpg2000.01.01 Best Dreamin'
神田川/雪が降る日に /置手紙 /おはようおやすみ日曜日 /けれど生きている /青春 /アビーロードの街 /加茂の流れに /大きな片想い/君がよければ /好きだった人 /遙かなる想い /突然さよなら/夏この頃 /そんな人ちがい /黄色い船 /湘南 夏 /僕の胸でおやすみ /あの人の手紙 /おもかげ色の空/22才の別れ/妹/赤い花束 /うちのお父さん/星降る夜 /眼をとじて/幸福のメニュー/この秋に/きらいなはずだった冬に /あの日のこと/雨に消えたほゝえみ/赤ちょうちん/僕は何をやってもだめな男です/センセーショナルバンド /ペテン師 /こもれ陽 /ひとりきり /なごり雪 /マキシーのために /おまえが大きくなった時

※ このベストは唯一、クラウンレコードサイドではなく、メンバー3人による選曲がなされた。


b0033699_14141556.jpg2003.05.01 セレクション
神田川/赤ちょうちん/妹/黄色い船 /加茂の流れに/僕の胸でおやすみ/22才の別れ/なごり雪/ひとりきり/あの人の手紙/マキシーのために/ おもかげ色の空


b0033699_16314588.jpg2008.01.06 かぐや姫ベスト
神田川(シングルヴァージョン) /妹 /赤ちょうちん /なごり雪 /22才の別れ / 僕の胸でおやすみ/マキシーのために /黄色い船/雪が降る日に/あの人の手紙/おもかげ色の空 /こもれ陽/好きだった人 /ひとりきり


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2008.09.01 かぐや姫 スーパーベスト

※ 2003年5月1日リリースの 『セレクション』 とジャケ写、収録曲、共に同一でタイトルのみを 『スーパーベスト 』 に変更したもの。この手法はパブリッシャーの手抜きの見本のようなもの。クラウンレコードはその中でワースト3に入るところだ。


2009.03.05 神田川 ベスト
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神田川(シングルバージョン)/ 好きだった人/マキシーのために /ひとりきり /アビーロードの街 /僕の胸でおやすみ / 黄色い船 /なごり雪 /妹 /22才の別れ /赤ちょうちん /こもれ陽 /加茂の流れに /おもかげ色の空 /あの人の手紙 /おまえが大きくなった時



2009..05.08 KOSETSU BEST 40/60 
               ~Anniversary ~南こうせつの40曲

デビュー40周年のシンガーソングライター 「南こうせつのファンが選んだ完全BEST盤」 というコンセプト。かぐや姫時代から現在のレーベルまで越えた南こうせつの歴史が網羅出来る。
ボーナストラック (41~45) として、2008年1月に行われた日本武道館公演のLIVE音源を5曲収録。初CD化された。


b0033699_22133779.jpg01 青春  (4分1秒)
02 加茂の流れに  (3分18秒)
03 マキシーのために  (3分44秒)
04 あの人の手紙  (3分26秒)
05 ひとりきり  (2分36秒)
06 神田川  (3分5秒)
07 赤ちょうちん  (3分54秒)
08 うちのお父さん  (2分38秒)
09 妹 / 南こうせつ  (4分12秒)
10 幼い日に (5分10秒)

11 今日は雨  (3分55秒)
12 愛する人へ  (4分7秒)
13 夏の少女  (3分43秒)
14 男たちよ  (3分14秒)
15 おまえが大きくなった時  (5分21秒)
16 夢一夜 (4分15秒)
17 オハイオの月   (4分11秒)
18 時は流れて風が吹く  (5分10秒)
19 れくいえむ  (3分38秒)
20 旅立つ想い  (3分50秒)

21 満天の星  (4分0秒)
22 あの日の空よ   (4分23秒)
23 葡萄の季節  (4分4秒)
24 ナイス・ゲーム  (4分44秒)
25 ひとときの別れ   (4分20秒)
26 夕陽に悲しいと聞いてごらん  (4分33秒)
27 北の旅人   (4分2秒)
28 Summer♪Angel  (4分7秒)
29 輝け愛のメロディー  (4分22秒)
30 息子  (4分23秒)

31 夕暮れまで  (4分31秒)
32 青春の傷み  (4分47秒)
33 春に想えば  (4分39秒)
34 あゝ旅の宿  (4分6秒)
35 国境の風  (4分43秒)
36 恋のゆくえ   (4分31秒)
37 ギターを鳴らせ   (4分43秒)
38 恋 はるか  (5分40秒)
39 まごころに生きる   (4分12秒)
40 雨に漕ぎ出そう  (4分21秒)

41 男だって泣くんだよ   (5分24秒)
42 君がいたから  (4分13秒)
43 コンサート・ツアー   (5分16秒)
44 歌って笑って  (5分47秒)
45 友の唄が聴こえる  (5分33秒)




   ↓ ↓ ↓ ↓
南こうせつ インタビュー





―― こうせつさんの音楽の出発点は、やはりフォーク・ミュージックということになると思うんですが。

そうですね。自分自身の思いを自由に表現できる、そして、言葉がすごくよかったんですよ。そこがいちばん惹かれていったところですよね。それで、中学生の時にギターを覚えはじめたんですけど、ソロで歌うことよりも、グループでハーモニーをすることにすごく興味があったんですね。ピーター・ポール&マリーであるとかキングストン・トリオであるとかサイモン&ガーファンクルであるとか。そのへんのグループに憧れて、高校生の頃にはハーモニー・グループも組みましたね。


―― 高校卒業後は、大学進学のために上京されて。

でも、大学が目的じゃなかったですね(笑)。東京の学校を選んだっていうのは、時代の風にあたりたかったんですよね。とくに音楽の風に。で、最初の頃は知り合いなんてのもいなかったんですけど、ギター好きが集まる場所なんかに通いはじめて、まあ、仲間ができていく。まあ、最初に驚いたのは、私は〈春日〉っていうメーカーの、田舎の仲間内じゃいちばんいいギターを持っていたんですけど、東京の連中はみんなマーチンとかギブソン使ってて。「えーっ!」って(笑)。それでバイトしながらやっとこさお金を貯めてヤマハのフォークギターを買いましてね。そのギターは今でも持っていますよ。


―― 日本の音楽に触発されたのもその頃で?

そうですね。仲間が増えていって、日本のフォーク事情みたいなものがだんだんとわかってきたんです。早稲田のザ・リガニーズとか、慶応のザ・ニュー・フロンティアーズとか、西岡たかしさんの五つの赤い風船っていうグループはかっこいいなあとか、日本にもいいグループがいっぱいいると。それからかぐや姫を結成するわけですけど、当時はヨコ文字のグループ名が多くてですね、「ここは目立たないことしなきゃ誰も聴いてくれないだろう、注目されないだろう」ってことで、男3人なんだけど〈かぐや姫〉って名前にしたんです。もう、学園祭ではウケましてね。どんなカワイイ女の子が出てくるんだろう?ってところに、小汚い男3人出てって(笑)。


ソロデビュー、かぐや姫結成

―― デビューするきっかけは何だったんですか?


ちょうど、クラウンレコードがオーディションをやっていまして。当時クラウンレコードっていえば北島三郎さんとか演歌のイメージでね。そのレコード会社が新しくレーベルを立ち上げる、そこでフォークをやりたいと。じゃあ、これに受かれば第1期生になる、大事にされるんじゃないかなって思って(笑)。当時、フォークの先駆けだったキングレコードや東芝には、すでにスターがいたんですね。東芝からも引き合いがあったんですけど、そっちにはザ・フォーク・クルセダーズもいたしザ・リガニーズもいたし。クラウンだったら、オーディションに受かればすぐにレコードを出してくれるっていう、これはわかりやすいなあって(笑)。で、オーディションに受かって、最初はソロで出したんですけど(南高節"最後の世界 / むなしいうた")、これが見事にハズレましてねえ(笑)。まったく売れなかった(笑)。100枚も売れたかな?(笑)。

―― その後、かぐや姫(当初は南高節とかぐや姫)としてレコード・デビューするわけですけど、すぐに"神田川"のヒットが出たわけではなく。

鳴かず飛ばずで(笑)。でも、ギターで歌を歌っていく時代が来るっていう確信は間違いなくつかんでましたし、それはギターを始めた中学生の頃から思ってましたから。

―― かぐや姫って、70年代を象徴するグループだと思うんですけど、75年春には解散してますし、意外と活動期間は短かったんですよね。


そうなんです、意外と。かぐや姫を結成した時に、シングルで売れるグループじゃなくてアルバムが売れるグループになろうねって、そして、ライヴが強いグループになろうねっていう約束があって、だから、"神田川"が売れた時も、慌てないようにしよう、舞い上がらないようにしようって、そのことを3人で絶えず確認しあってたんですね。ところが、レコード会社なりプロダクションなり、まわりを取り巻く人たちの見る目が"神田川"あたりから突然変わって。"神田川"が映画化されたことに関しても、僕らはなんのことだかわかんなかったし、映画化するにあたって東宝と日活が争って、"神田川"では東宝が勝ったから、次は日活でみたいな、そういう、頼んでもないことがどんどん進んでいったんですね。で、"神田川"の次のシングルに、メンバーの伊勢正三が書いた"22歳の別れ"と"なごり雪"っていう、そのどちらかを持ってこようと考えてたら、"神田川"を書いた喜多条忠さんが"赤ちょうちん"って詞を書いてきて、それにメロディーを付けたらいいんじゃないかって提案され、なおかつすでに映画化まで決まってるって。えーっ、アーティストの意志はどうなるの!?って。さすがにその次は好きなことやらせてもらえるだろうと思ってたら、次もまた映画化の話が絡んで"妹"っていう曲がシングルになり。これで解散が早まりましたね(笑)。


―― たしかに、"神田川"のインパクトは、かぐや姫のイメージを決定づけましたからね。

そうなんですよ。あまりにも売れたので、貧しいグループだとか、四畳半フォークだとかって括られて、「毎日グラフ」には〈70年代をダメにした男・南こうせつ〉みたいなことまで書かれて(笑)。

―― かぐや姫解散の翌年にはソロでの活動を開始されて。80年代は〈サマーピクニック〉をはじめ、野外のライヴ・イヴェントを精力的に主宰されていましたね。

かぐや姫の場合は、3人の合議制でライヴなりレコードなりを作って行ったわけですけど、ひとりになると全部自分が責任を負わなきゃ行けない。で、迷いも多いんだけど、成果が上がると自分のところに返ってくるので、不安だったけど楽しみながら作っていた憶えがありますね。
そうですね。そのきっかけは、やっぱり新しいサウンドの波、テクノなんですね。80年代に入って、世界中の音楽がコンピューターの音に包まれていって。これはもう大革命というか、180°音楽の世界観が変わっていった。それをおそるおそる眺めながら、おそるおそる自分のアルバムにもそういったエッセンスを入れながらやっていかないとマズいんじゃないか、っていう恐怖感があったのは80年代ですね。

だから、僕は自分の音楽を確かめる意味で、1981年から九州の大自然の中で〈サマーピクニック〉っていうオールナイト・イヴェントを10年間続けて。自然の中で野外コンサートをやろうと思ったのは、たとえば〈ウッドストック〉であり最初のつま恋コンサートであり、あの時の感動ってなんだったんだろう?っていうのを確認する意味でもあり、世代もお客さんも変わりゆくなかで、こういうコンサートの楽しみ方もあるんだよっていうことも謳いたかったんですよね。〈サマーピクニック〉にはサザンオールスターズも出てくれたし、他にもチャゲ&飛鳥、松山千春、井上陽水、吉田拓郎......そう、BOOWYも出てくれたんですよね。

でもまあ、あの頃の自分のアルバムっていうところに目を向けると、本人的には納得いってない部分が多いですね。やっぱり、(シンセサイザーの)DX-7が出てきていろんな音が手軽に出せるようになりましたよね。DX-7が出てくるまでは、ああいう音を出す機材を揃えるのに1000万円以上かかったと思いますよ。それが30万ぐらいでできるっていうのは革命的で。80年代は、ストリングスを呼ばなくても、そういう音がとりあえずできちゃう。でも、それを駆使したものを今聴くとですね、添加物だらけの食べものを食べてる感じで(笑)。

生音回帰の90年代、はじめての紅白

―― 90年代以降は、音楽市場が細分化していったこともあって、活動しやすいところもあるんじゃないですか?

でもまあ、〈ジュリアナ東京〉とか出てきた時はね、これはもうオイチャンたちは終わりだなあ、どうしようって思いましたけど(笑)。さすがにああいう音には歩み寄れないですからね。でも、大衆っていうのも捨てたもんじゃなくて、ジュリアナ系がウケる一方で、エリック・クラプトンが生ギターで歌った"Tears In Heaven"がウケたわけですよ。彼がマーチンの000を持って歌っているのを見た時に、ほっとしましたね。僕らの世代はヤードバーズやクリームでのクラプトンに憧れていたわけですけど、あのクラプトンが生ギターで『461 Ocean Boulevard』に入ってた"Let It Grow"とかやっちゃって。もう、救われた気がしました。これだ!と思って。あれからまたアコースティックギターが売れ始めたそうですし、ストリート・ミュージシャンも増えていって、そこからゆずみたいなスターが出て行ってっていう。で、そこにまたオイチャンたちが呼ばれて行って(笑)。

―― 紅白歌合戦まで出ちゃいましたものね。

初めて出ましたからね。売れてた当時は出てないのに。いいんですか僕らで?って(笑)。でも、当時かぐや姫を聴いていた人たちがオヤジになって帰ってきてくれたんですよ。フォークを愛した連中も80年代は革命だなんだって言ってられる場合じゃなくて、奥さんは強いは、子どもは養って行かなきゃいけないはで、ぜいぜい言いながら生きてきたと思うんですよ。そういう人たちが少し落ち着いて戻って来てくれたんですね。


40年目の感慨

―― そうやって気づけば40年。今回リリースされた『ポロシャツの頃~青春のとりこぼし~』では、サウンドの完成度や当時のモチベーションなどで悔いの残った楽曲を再レコーディングしてらっしゃるわけですけど、そういった「見つめ直す」作業というのも、今ようやくできる時期になったと。

そうですね。今やっと、自分自身でいていいんだっていう覚悟ができたんですよね。だから、『ポロシャツの頃~青春のとりこぼし~』では、声がまだ出せるあいだに、悔いを残したもの、青春時代にとりこぼしたものをレコーディングし直しておこうと思って。自分探しっていうのはね、時間がかかりますよ。キャリア40年にして、どんな歌が出てこようと、僕はこれでいいんだっていう確信がやっとできたんですよね。

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by cress30 | 2005-10-22 18:16 | ■かぐや姫

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