2002年 04月 02日
ザ・スパイダース 全アナログシングル

メンバー は田邊昭知 (リーダー) 、加藤充(ベース) 、 かまやつひろし(ギター、ボーカル) 、大野克夫(ピアノ) 、井上孝之(リードギター) 、堺正章(ボーカル)、 井上順(ボーカル) 。
今もテレビで活躍する堺正章や井上純、かまやつ"ムッシュ"ひろし。また、テレビ主題歌の帝王2人、大野克夫と井上孝之(現・尭之)。芸能プロダクション<田辺エージェンシー>の社長、田辺昭知。--といった、芸能表裏面史を闊歩する面々が、同じグループに在籍していたなんて、今の常識では考えられない。もちろんザ・スパイダースのことだ。60年代の日本ミュージック・シーンにおいて、このグループは何もかもが斬新だった。
デビュー・シングルの 「フリフリ」 からして、国産ロック・オリジナル・ソングの第一号。世界市場を意識した"トーキョー・サウンド"を標榜し、ヨーロッパを巡業。ヒット・チャートを席捲したのも、このグループが最初。そして、奇抜なファッションなどなど……。
その全てが他のグループの追随を許さず、先駆者として未開の土地を切り開いていった。そして、何よりも、ローリング・ストーンズやキンクスのマージー・ビートからオーティス・レディングやブッカー・T.&THE MG'SなどのR&Bまでをミックスし、独自の日本語ロックを創り上げた功績は余りに大きい。
ラストシングルとして『エレクトリックおばあちゃん』が発売されるもヒットには程遠く、11月にかまやつが脱退。これが引き金となり、年内の解散が発表された。
スパイダース 全シングル
1965.05.10 フリフリ/モンキー・ダンス

1965.11.25 越天楽ゴーゴー/トワイライト・ゾーン

1966.02.01 ノー・ノー・ボーイ/リトル・ロビー

1966.03.01 青春ア・ゴー・ゴー
フリ・フリ'66/ビター・フォー・マイ・テイスト/ノー・ノー・ボーイ/リトル・ロビー

1966.03.10 青春ア・ゴー・ゴー/クライ・アンド・クライ

1966.04.25 ヘイ・ボーイ/ミシェル

1966.07.01 サマー・ガール/なればいい

1966.07.20 サマー・ガール
サマー・ガール/悲しみをぶっとばせ/500マイル/シンキング・オブ・ユー・ベイビー

1966.09.25 夕陽が泣いている/チビのジュリー

1966.12.25 なんとなくなんとなく/ブーン・ブーン

1967.03.01 太陽の翼/空の広場

1967.04.05 ダンス天国
ダンス天国/リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア/僕は危機一髪/悲惨な戦争

1967.04.20 バラ・バラ/ダンス天国

1967.07.25 風が泣いている/君にあげよう

1967.08.25 あの虹をつかもう/恋のドクター

1967.10.25 いつまでもどこまでも/バン・バン・バン

1967.12.25 ザ・スパイダースの大進撃
夜明けの太陽/暗闇にバラを捨てよう/ヒア・カム・スパイダース/もう一度もう一度/紫色の船/なんとなくなんとなく(鹿児島弁)/メラ・メラ/夜明けの太陽

1968.03.05 あの時君は若かった/もう一度もう一度

1968.06.05 真珠の涙/赤いドレスの女の子

1968.09.05 黒ゆりの詩/ロックンロール・ボーイ


1968.11.25 ガラスの聖女/風はいい奴

1969.04.05 涙の日曜日/赤いリンゴ

1969.08.25 夜明けの二人/コケコッコー

1970.01.25 ふたりは今/友を呼ぶ歌

1970.04.05 明日を祈る/なんでこんなに (堺正章とスパイダース名義)

1970.04.05 人生はそんなくり返し/本気で君だけを (井上順とスパイダース名義)

1970.04.05 どうにかなるさ/つめたい部屋のブルース (かまやつひろしソロ名義)

1970.05.25 俺もお前も人間だもの/わかっているよ (田辺昭知とスパイダース名義)

1970.09.25 エレクトリックおばあちゃん/いつわりの恋

1970.12.20 悪魔のようなおまえ/月曜日はからっぽ (堺正章とスパイダース名義)

by cress30 | 2002-04-02 00:01 | ◆スパイダース