2011年 12月 31日
2011年度アルバム・シングル売り上げベスト10
●年間売り上アルバム・シングル売り上げベスト10
★2004年度 ★2005年度 ★2006年度 ★2007年度 ★2008年度 ★2009年度 ★2010年度
★2011年度 ★2012年度 ★2013年度 ★2014年度 ★2015年度
第1位 嵐 Beautiful World (ビューティフル・ワールド)
(2011年7月6日発売)

「To be free」 から 「Lotus」 までのシングル表題曲5曲、5人それぞれのソロ曲、アルバム新曲の全18曲が収録。なお、各シングルのカップリング曲は収録されていない。今作までのオリジナルアルバムの中でのシングル曲の収録数が最多の5曲。オリコンデイリーアルバムチャートで27.0万枚を記録し首位を獲得した。3作連続初動売上50万枚突破を達成した。
オリコン週間チャートで6.5万枚を売り上げて4位となり 『ここにいたこと』 (AKB48) を上回って2011年度年間暫定1位に浮上し、そのまま2011年度オリコン年間アルバムランキング1位を獲得。松任谷由実 (1989年 - 1991年) 以来となる3年連続オリコン年間1位となったが、年内での累計売上は100万枚に到達しなかったため1988年以来にアルバム年間首位作が100万枚を下回った。日本レコード協会からミリオンを達成したと発表。前々作 『All the BEST! 1999-2009』 から3作連続でミリオン認定を受けた (ただし、オリコンの集計ではミリオンには届いていない)。
第2位 AKB48 ここにいたこと
(2011年6月8日発売)

AKB48の1枚目のオリジナルアルバム。 過去に3枚のアルバムが発売しているが、全てベストアルバムのため、本作が初のオリジナルアルバムとなった。シングル曲が後半にまとめて収録されている。
発売前日のアルバムチャートで推定売上枚数約32.1万枚を記録。初回出荷枚数でも 『神曲たち』 の35万枚を大幅に更新する110万枚を記録した。出荷枚数が100万枚を超えていたため、日本レコード協会からミリオン認定を受けた。
週間アルバムチャートで約60.2万枚を売り上げ、初登場1位を獲得。女性グループのオリジナルアルバムが発売初週に50万枚以上売り上げたのは、モーニング娘。の 『3rd -LOVEパラダイス-』 (約57.8万枚) 以来[6]。同年9月27日付のデイリーチャートでは、累計売上は約80.3万枚を突破した。この時点で暫定年間1位だったが、2011年12月5日付オリコンチャートで、嵐のアルバム 『Beautiful World』 に抜かれ、2位になった。
第3位 EXILE 願いの塔 (ねがいのとう)
(2011年3月9日発売)

発売初日に出荷枚数がミリオンを突破した。発売から3ヵ月後の2011年6月に日本レコード協会がミリオン認定し、2011年発売のアルバムでは最初のミリオン認定アルバムとなった。オリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得。初動売上は前作より大きく落とした(これは発売週に東日本大震災が発生した影響と考えられる)ものの、約48.0万枚を売り上げた。
翌4月11日付でも1位を獲得し (4日、11日は東日本大震災によって大手レコード会社が相次いで新作の発売を延期した影響もある)、EXILEの作品では最高記録となる通算3週の1位を獲得した。
第4位 レディー・ガガ Born This Way (ボーン・ディス・ウェイ)
(2011年5月23日発売)

アルバムは 「自分のアートの表現」 という部分からインスピレーションを得ており、収録された楽曲には同性愛や宗教といったテーマが包括されている。音楽性的に、このアルバムは1980年代から1990年代以前のコンテンポラリー・ポップスからの高影響を受けているほか、その他ヘビー・メタルやオペラ、ジャズといった要素を含む、異なる音楽ジャンルからの融合もみられている。
アメリカBillboard 200にて初週売上110万8000枚を記録し、自身初のチャート首位獲得。これによって、初週114万枚を売り上げた50セントの『ザ・マッサカー〜虐殺の日 』 (2005年) 以来となる好成績を上げた。更に1週間で100万枚以上を売り上げたアルバムは17作品に留まっている。
第5位 少女時代 GIRLS GENERATION

少女時代は、韓国の女性アイドルグループ。2010年8月1日シングル 『GENIE』 で日本デビュー。 8月25日には東京・有明コロシアムでショーケースを行った。 当初は1回だけの公演の予定だったが、ファンからの要望が多かったため3回に増えた。 2010年10月にリリースされた日本での2枚目のシングル 『Gee』 は1週間でおよそ6万6000枚が売れ、日本人以外のアジア女性グループで初のオリコン・シングルウィークリーチャート2位を獲得した。 少女時代はこの年の『第52回日本レコード大賞』で新人賞、 『第25回日本ゴールドディスク大賞』 でニューアーティスト・オブ・ザ・イヤー(最優秀新人賞)を受賞した。
このアルバムの売り上げがオリコン集計で85万枚以上となっており、韓国のグループの音楽ソフトで史上最高の売り上げである (ソロ歌手を含めても、CD全盛時代に活躍したBoAのアルバムを除けば、韓国の歌手として最高の売り上げ数である)。正味出荷枚数は100万枚を超え、日本レコード協会からミリオン認定を受けた。
第6位 安室奈美恵 Checkmate! (チェックメイト)
(2011年4月27日発売)

2011年まで安室奈美恵がゲスト参加したコラボレーション楽曲を安室奈美恵名義で初めてコンパイル。新たにAI & 土屋アンナ、AFTERSCHOOL、川畑要 (CHEMISTRY)、山下智久の4組のスペシャルコラボレーション楽曲を加えた全14曲 (シークレット・トラック含む)が収録されている。東日本大震災の影響で4月27日に延期された。本作の内容に変更はなく、パッケージに記載されている発売日も3月23日のままである。
第7位 KARA スーパーガール
(2011年11月23日発売)

シングル 「ジェットコースターラブ」、「GO GO サマー!」、「ウィンターマジック」 などを含む全10曲で構成されている。初回盤には 「ミスター」、「ジャンピン」、韓国語曲「STEP」の3曲がボーナストラックとして収録。初回盤A・B・C、通常盤の四種形態で販売され、初回盤A・B・Cはそれぞれジャケットと特典が異なり、通常盤は初回盤Cと同じ物が使われている。
発売初日に7.3万枚を売り上げデイリーアルバムランキング1位となった。発売初週に27.5万枚を売り上げ、2011年12月5日付オリコン週間アルバムランキング1位となった。シングル・アルバムの両ランキング1位獲得は、ノーランズ以来、30年10ヶ月ぶり史上2組目の記録であり、初週売り上げ27.5万枚は海外女性グループ歴代最高記録となった。
発売四週目に4.4万枚 (累計49.5万枚) を売り上げ、2011年12月26日付オリコン週間アルバムランキングで3週ぶりに首位に返り咲いた(前週3位)。海外アーティストの返り咲き首位はt.A.T.u. 「t.A.T.u. (アルバム)」 (2003年6月2日付) 以来8年6ヶ月ぶり、韓国アーティストでは史上初の記録となった。
第8位 桑田佳祐 MUSICMAN (ミュージックマン)
(2011年2月23日発売)

桑田のソロ活動でのオリジナルアルバムとしては2002年の 『ROCK AND ROLL HERO』 以来9年ぶり、サザンオールスターズを含めても2005年の 『キラーストリート』 以来6年ぶりのオリジナルアルバムとなった。マスタリングはテッド・ジェンセン。オリコンチャートで、初週27.3万枚を売り上げて、初登場1位を獲得した。これにより1980年代から2010年代までの4つの十年代での首位獲得を達成した。
第9位 SMAP SMAP AID (スマップ エイド)
(2011年8月17日発売)

ベスト・アルバム。 デビュー20周年を迎えたSMAPがファンへの感謝の気持ちを込めて、「みんなを勇気づけるSMAPの曲を集めたアルバム」 をテーマに制作されたベストアルバム。2011年12月末までの限定出荷販売となっている。ベストアルバムのリリースは2001年発売の 『pamS』 以来約10年ぶりとなる。デイリーランキングで10.2万枚を売上げ1位を獲得した。週間ランキングで初動で28.3万枚を売り上げ1位を獲得し、前作の 「We are SMAP!」 の初動の18.3万枚を上回った。
アルバムでは2006年7月26日発売の 『Pop Up! SMAP』 以来、5年ぶりに累計売上40万枚を突破した。2011年の年間ランキングでは9位を獲得し、アルバムでは2001年に発売された「Smap Vest」以来10年振りに年間TOP10入りを果たした。
第10位 いきものがかり いきものばかり〜メンバーズBESTセレクション〜
(2010年11月3日発売)

いきものがかりのベストアルバム。これまでにリリースされたシングル曲・カップリング曲・アルバム曲からメンバー自身が選曲した楽曲に、CD初収録となる 「スピリッツ」 「今走り出せば」 新曲 「風と未来」 の合計31曲が収録されており、そのうち 「雪やまぬ夜二人」 「夏・コイ」 の2曲は本作収録に際して新たにリアレンジされている。発売初週に約45.7万枚を売り上げて、2010年11月15日付オリコン週間アルバムチャートで 『My song Your song』 から3作連続初登場1位を獲得。翌11月22日付でも1位を獲得し、この時点で 『ハジマリノウタ』 の累計売上を上回って、自己最高の売上を記録した作品。
オリコンチャートでは13週連続 (2010年11月15日 - 2011年2月7日付) でTOP5入りを記録するなど、長期間にわたり万単位の売上を記録し続けた。週間アルバムチャートで、いきものがかりの作品では 『桜咲く街物語』 以来2作目となるチャートイン週数100週を突破した。
第1位 AKB48 フライングゲット
(2011年8月24日発売)

第53回日本レコード大賞において大賞を受賞。「フライングゲット」 は商業的にも成功し、複数の音楽チャートで1位を獲得。日本のオリコンシングルチャートにおいては、デイリーチャートで史上初となる集計初日のみでのミリオンセラーを達成し、また週間チャートではランクイン当時のチャート史歴代最高の初週売上を記録して初登場1位を記録。RIAJ有料音楽配信チャートやビルボードジャパンチャートにおいても1位を獲得。 『第62回NHK紅白歌合戦』 でも披露。また、楽曲は日本の女性歌手・GILLEにより公式にカバーされており、AKB48の楽曲でその関係グループ以外による公式なカバーが実現したのは本楽曲が初である。楽曲はAKB48のメンバーによってもカバーされている。
第2位 AKB48 Everyday、カチューシャ (エブリデイ、カチューシャ)
(2011年5月25日発売)

初回出荷枚数は145万枚で、自身のシングルの出荷枚数は165万枚を超えた。1日で 「桜の木になろう」 の週間チャートでの初動売上 (約94.2万枚) とほぼ同枚数を売り上げた。発売2日の集計で推定売上枚数の合計が約108.5万枚となり、ミリオンセラーを達成した。
発売初週でのミリオンセラー達成は宇多田ヒカル 「Addicted To You」 (1999年11月発売) 以来約11年6か月ぶり、史上4作目の記録。同時に 「Addicted To You」 の初動売上 (約106.8万枚) を抜き、女性アーティストによるシングル最高初動売上記録の更新も達成している。この段階において、全アーティストを含めた歴代初動売上ランキングで2位に位置付け、自身最高のシングル売り上げ記録を更新した。
第3位 AKB48 風が吹いている
(2011年10月26日発売)

楽曲のセンターポジションは前田敦子と大島優子。楽曲は2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の被災地へ向けた「震災復興応援ソング」として制作されているメッセージソング。
デイリーシングルチャートで推定売上枚数約104.6万枚を記録し、初登場で1位にランクインした。
AKB48自身の前作 「フライングゲット」 が記録した約102.6万枚を抜き、集計初日の推定売上枚数の最高枚数を更新したほか、前作から2作連続で同チャート集計初日にミリオンセラーを達成した。AKB48のシングルのミリオンセラー達成は「桜の木になろう」から4作連続、通算5作目。
初動売上は約130.0万枚であり、発売当時AKB48自身の 「フライングゲット」 「Everyday、カチューシャ」 に続くオリコン歴代3位の記録となり、同時にAKB48のシングルが初動売上の上位3位までを独占した。
第4位 AKB48 上からマリコ (うえからマリコ)
(2011年12月7日発売)

「AKB48 24thシングル選抜じゃんけん大会」において勝ち残ったメンバー16人により歌唱されており、同イベントで優勝した篠田麻里子が自身初となるセンターポジションを務めている。
シングルCDはデイリーシングルチャートで推定売上枚数約95.9万枚を記録し、初登場で1位にランクインした。集計初日におけるデイリーチャートの推定売上枚数としては、自身の前作 「風は吹いている」 の約104.6万枚 (2011年10月25日付)、前々作 「フライングゲット」 の約102.6万枚 (2011年8月23日付) に続く発売当時歴代3位の記録となった。集計2日目の翌12月7日付同チャートで推定売上枚数の累積が約103.9万枚となり、ミリオンセラーを達成。
シングルの1位獲得は通算11作目となり、女性グループによる通算1位獲得数でモーニング娘。と並び歴代1位になった。初動売上は約119.9万枚であり、発売当時オリコンチャートのシングル史上5番目に高い枚数を記録したほか、4作連続で初動のみでのミリオンセラーを達成した。
第5位 AKB48 桜の木になろう
(2011年2月16日発売)

楽曲のセンターポジションは前田敦子。チャートで推定売上枚数約65.5万枚を記録。前々作 「Beginner」 が記録していた枚数 (2010年10月26日付、約56.8万枚) を抜き、デイリーシングルチャートでの推定売上枚数公開以降の最高枚数を更新。また、同じく推定売上枚数公開以降において、1日で60万枚以上を売り上げたのも本作が初。また、集計初日のみで 「Beginner」 を除く自身の過去の全シングルの初動売上を上回った。チャートでは集計2日目の2011年2月16日付で約10.1万枚を記録し、推定売上枚数の合計は75万枚を突破。集計3日目の2011年2月17日付では約5.1万枚を記録し、3日で合計80万枚を突破した。集計4日目の2011年2月18日付で5.3万枚を記録したことにより、推定売上枚数の合計で 「Beginner」 の初動売上約82.7万枚を上回った。累計出荷枚数は115万枚となっている。
第6位 嵐 Lotus (ロータス)
(2011年2月23日発売)

初回盤には 「Lotus」 のPVを収めたDVDと全12Pブックレットが、通常盤には初回限定盤未収録の 「Boom Boom」 を含む3曲と、それぞれのオリジナル・カラオケが収録されている。今作からはDVDにメイキング映像などPV以外の映像がつかなくなった。
発売前日付の2011年2月22日付オリコンデイリーシングルチャートで推定売上枚数約24.1万枚を記録し、初登場で1位にランクインした。オリコン週間シングルチャートで初登場1位を獲得。初動売上は約54.1万枚。
第7位 嵐 迷宮ラブソング (めいきゅうラブソング)
(2011年11月2日発売)

デイリーシングルチャートで推定売上枚数24.0万枚を記録し、初登場で1位にランクイン。週間シングルチャートで初登場1位を獲得。通算32作の1位獲得はB'zの45作、浜崎あゆみの37作に続き歴代3位の記録となった。初動売上は約53.0万枚を記録。
販売形態別に集計されるサウンドスキャンのチャートでは、2011年10月31日から11月6日調査分の週間シングルCDソフトTOP20で初回限定盤が約32.3万枚を売り上げて1位、通常盤が約15.3万枚で2位となり、1位と2位を独占する結果になった[10]。また、2011年11月度には日本レコード協会にダブル・プラチナ認定された。
第8位 薫と友樹、たまにムック マル・マル・モリ・モリ!
(2011年(平成23年)5月25日発売)

フジテレビ系『マルモのおきて』の主題歌。芦田愛菜と鈴木福が役名としてのユニット「薫と友樹、たまにムック」で歌っている。RIAJ有料音楽配信チャートで初登場2位、翌週5月24日に1位を獲得。初登場69位、フィジカルポイントが加わって4位までアップ、2011年6月6日付けのオリコン週間チャートで3.5万枚を売り上げ、初登場及び最高3位を記録。チャート10位以内獲得は21世紀生まれでは初。
平均年齢6歳での同チャート上位10位入りは、キグルミの「たらこ・たらこ・たらこ」の10.5歳を4年8ヶ月ぶりに塗り替えるグループ最年少記録。
6歳以下のオリコンシングルチャート3位以内は皆川おさむの「黒ネコのタンゴ」の史上2組目。
第9位 SKE48 パレオはエメラルド
(2011年7月27日発売)

発売前日オリコンデイリーチャートで推定売上枚数26.4万枚を記録して1位にランクイン。前作の週間初動売上20.7万枚を1日で上回ったほか、2009年3月の推定売上枚数公開以降における、姉妹グループであるAKB48以外のシングルの中で最も高い枚数を記録。その後、オリコンウィークリーチャートでは37.9万枚を記録し、2度目の首位となった。同チャートへのランクイン回数は通算46回となっている。
年間シングルチャートでは売上枚数466,037枚を記録し、9位にランクイン。
第10位 Kis-My-Ft2 Everybody Go (エブリバディー・ゴー)
(2011年8月10日発売)

TBS系金曜ドラマ 『美男ですね』 主題歌。当初5月発売予定だったが、東日本大震災の影響で延期となった。また、表題曲の歌詞や曲調を変更され、日本に光を灯し希望を与える曲になるようアレンジされ台湾、香港、タイ、フィリピン、シンガポール、マレーシア、韓国でも発売された。
オリコン週間シングルチャートで初登場1位を記録した。初動売上は31.6万枚となり、デビュー曲の初週売上としては、KAT-TUN 「Real Face」 (75.4万枚)、嵐 「A・RA・SHI」 (55.7万枚) に次ぐ歴代3位の記録となった。
by cress30 | 2011-12-31 23:59 | ●年度別売上アルバム・シングル