2012年 12月 31日
2012年度アルバム・シングル売り上げベスト10
●年間売り上アルバム・シングル売り上げベスト10
★2004年度 ★2005年度 ★2006年度 ★2007年度 ★2008年度 ★2009年度 ★2010年度
★2011年度 ★2012年度 ★2013年度 ★2014年度 ★2015年度
第1位 Mr.Children 2005-2010
(2012年5月10日発売)

デビューから満20年となる日発売。日本で未発売の 『LAND IN ASIA』 を含めてのベストアルバム。本作には 「四次元 Four Dimensions」 を除く2005年から2010年までにリリースされたシングルA面曲全曲に一部アルバム曲が収録。
チャートで初登場1位を獲得、発売初週は木曜日発売であったため集計日数が1日少なかったが約73.2万枚を売り上げた。また、Mr.Childrenのアルバムで3週連続1位を獲得したのは本作が初めて。
『Mr.Children 2001-2005 <micro>』 と共に2週連続で1位・2位を独占し、同一アーティストによる2回目の週間アルバムチャート複数週1位・2位独占はオリコン史上初の快挙となった。発売4週目で売上が100万枚を突破し、Mr.Childrenのアルバムでは通算13作目となるミリオンセラーを達成。
第2位 Mr.Children 2001-2005
(2012年5月10日発売)

本作品は2001年から2005年までに発表した、「ヨーイドン」 を除くシングルA面曲全曲に一部アルバム曲が収録。<macro> とは2005年が重なっているが、本作にはシングル 「四次元 Four Dimensions」 の楽曲が収録され、もう一方には2005年発売のアルバム 『I ♥ U』 のアルバム曲が収録された。発売5週目のチャートで売上が100万枚を突破しミリオンセラーを達成した。
第3位 AKB48 1830m
(2012年8月15日発売)

2枚目のオリジナルアルバム。キャッチコピーは、「そして、少女たちは次の夢を見る」。DISC 1はシングル曲と劇場盤のみに収録されていたカップリング曲が中心に収録されており、DISC 2は主に新曲やCD初収録曲が中心に収録される。2012年8月24日から8月26日にかけて開催されたAKB48初の東京ドーム公演、及びその翌日にAKB48劇場の公演をもってグループを卒業の前田敦子の記念碑的作品でもある。
2012年8月13日付で初登場して、同日付で推定売上枚数約62.5万枚を記録して1位にランクインした。
第4位 嵐 Popcorn (ポップコーン)
(2012年10月31日発売)

「迷宮ラブソング」 から39作目のシングル曲 「Your Eyes」 までのシングル曲4曲に、新曲7曲とメンバーソロ曲5曲を加えた全16曲を収録。発売前日 (集計初日) の2012年10月30日付オリコンデイリーアルバムチャートで推定売上枚数約30.3万枚を記録し、初登場1位を記録した。
発売初週の2012年11月12日付オリコン週間アルバムチャートで初登場1位を記録した。
嵐のアルバムの1位獲得は 『いざッ、Now』 から10作連続・通算11作目である。初動売上は約70.1万枚で、前作 『Beautiful World』 の初動売上63.1万枚を上回った。
第5位 EXILE EXILE JAPAN/Solo (エグザイル ジャパン/ソロ)
(2012年1月1日発売)

EXILE ATSUSHIの初となるソロアルバム。CDにはソロとして発表したシングル曲2曲に加えてEXILEのアルバムに収録されたソロ曲、ソロライブなどで披露してきた未発表楽曲、隠しトラック「こんなにもながい君の不在」を含む全15曲を収録。「言葉にできない」、「こんなにもながい君の不在」 を除いた全楽曲の作詞や作曲にATSUSHIが参加している。
第6位 桑田佳祐 I LOVE YOU -now & forever-
(アイ・ラブ・ユー -ナウ アンド フォーエバー-)
(2012年7月18日発売)

3枚目のベスト・アルバム。食道がん克服、紅白出場などを経てアルバム 『MUSICMAN』 発売、東日本大震災チャリティなどこれまでと比べ大きな出来事の多かった第5期ソロ活動において、1987年以降のソロワークスの集大成として発売されたベストアルバム。初回限定盤は桑田がボーカルやトリビュートのみで参加し廃盤となった作品のボーナスディスクが付属しており、これらの楽曲が桑田ソロの作品に収録されるのは初のことである。マスタリングはテッド・ジェンセン。ソロ活動で発表したシングルA面曲の大半に一部アルバム曲が収録され、DISC 2の11曲目からは着うた配信のみで販売されていたものの初CD化作品である。前ソロベスト 『TOP OF THE POPS』 ではKUWATA BAND、SUPER CHIMPANZEE、桑田佳祐&Mr.Childrenの曲も収録されていたが、本作では全曲ソロ名義で発表した曲が収録されている。9曲がアルバム初収録 (初CD化は6曲)で、特に長年商品化されず 「幻の曲」 と言われていた松任谷由実との共作曲 「Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない)」 が初収録されることはマスコミでも大きく報じられている。初週43.2万枚を売り上げて初登場1位を獲得した。
第7位 コブクロ ALL SINGLES BEST 2 (オール・シングルス・ベスト・ツー)
(2012年9月5日発売)

売上が300万枚を越える大ヒットを記録した 『ALL SINGLES BEST』 以来2作目となるベストアルバムで、活動再開後初のCDリリースとなった作品である。前回のベストアルバム以降に発表されたシングルA面曲全曲に一部カップリング曲、コラボレーションで発表した楽曲や初CD化された曲を含めて全21曲を収録しており、DISC2に収録されている曲は「太陽のメロディー」を除く全曲が本作でアルバム初収録となっている。
週間アルバムチャートで 『NAMELESS WORLD』 から6作連続となる初登場1位を獲得。
コブクロのアルバムでは 『ALL SINGLES BEST』 に次ぐ初動売上を記録し、同時にオリコン集計におけるコブクロのインディーズ作品を含めたCD総売上が1000万枚を突破した。発売2週目にして出荷枚数が100万枚を突破し、出荷ベースで通算4作目となるミリオンセラーを達成した。
第8位 Mr.Children (an imitation) blood orange
((アン イミテーション) ブラッド オレンジ)
(2012年11月28日発売)

前作以降にシングルとして発売された楽曲や、CMやドラマ主題歌など、既に発表されながらCD化されていなかった楽曲、および東日本大震災の復興支援として制作された 「かぞえうた」 を含む全11曲を収録。オリコン年間アルバムランキングでは、集計対象が2週分の売上のみであったが8位にランクインし、オリジナルアルバムでは 『IT'S A WONDERFUL WORLD』 から7作連続の年間TOP10入りとなった。
また、5月にリリースしたベストアルバム2枚と併せて、Mr.Childrenの作品が年間TOP10に3作ランクインした。サウンドスキャン年間チャートではベストアルバム2枚とともに上位3位を独占した。
第9位 松任谷由実 日本の恋と、ユーミンと。
(2012年11月20日発売)

デビュー40周年を記念して企画されたベスト・アルバム。デビューから現在までに発表された全楽曲の中から選び抜かれたラヴ・ソング45曲と、スペシャル・トラック1曲を加えた全46曲を最新リマスタリングを施して収録。中には初収録となる楽曲も数多い。
選曲に本人は関わっておらず、歴代スタッフやレコード会社の女性社員の意見を参考に選曲されている。
オリコンでは、初登場1位を記録した。アルバム首位を記録したのは 『sweet,bitter sweet〜YUMING BALLAD BEST』 以来、11年ぶり。アルバム総売上枚数は3015.4万枚に到達し、ソロアーティスト並びに女性アーティスト史上初の 「アルバム総売上3000万枚」 を突破した。この記録についてユーミンは、 「40年、そして3000万枚…デビューした時には想像もしなかった時間と数字です。これは、私の1曲、1枚が、聴いてくれた1人1人と素敵な時間を過ごしてきたという証なのかなと思っています。感謝とともに」 とコメントしている。
第10位 山下達郎 OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜
(オーパス・オールタイム・ベスト)
(2012年9月26日発売)

シュガー・ベイブ 「DOWN TOWN」 から2012年最新作 「愛を教えて」 まで、37年間に発表された作品からレーベルを超えて選曲された初のオールタイム・ベスト・アルバム。ミックスについても選択肢はいくつかあったものの、ほとんどが最初のテイクを選んだという。
初動売上は27.6万枚を売り上げ、1998年8月発売の 『COZY』 以来、シングル・アルバムを通じて14年1か月ぶりに初動20万枚を突破。グループ出身のソロアーティストによる 「通算アルバム首位獲得数記録」 の歴代単独1位となった。
第1位 AKB48 真夏のSounds good ! (まなつのサウンズ グッド)
(2012年5月23日発売)

発売前日デイリーシングルチャートで推定売上枚数約117.1万枚を記録し、初登場1位を記録した。これにより、自身の 「風は吹いている」 が記録した約104.6万枚を抜き、集計初日における推定売上枚数の最高記録を更新した。また集計初日のみでミリオンセラーを達成するのは自身の 「フライングゲット」 および 「風は吹いている」 に続く史上3作目。週間シングルチャートで初登場1位を獲得した。
シングルの1位獲得は13作連続・通算13作目。最終的な初動売上は約161.7万枚に達し、自身の 「フライングゲット」 が記録していた週間シングルチャートにおける初動売上の歴代最高記録 (約135.4万枚) を更新した。AKB48のシングルのミリオンセラー達成は7作連続・通算8作目であり、初動のみでの達成は6作連続。
第2位 AKB48 GIVE ME FIVE! (ギブ ミー ファイブ!)

AKB48のシングル曲としては5番目となる桜ソング。これまでの桜ソングと異なり、タイトルに「桜」の文字が含まれていない。本シングルの発売日、および表題曲が「桜ソング」となる旨は2011年12月12日に各種音楽サイトで報じられたが、この当時タイトルは未定であった。タイトルは2012年1月2日、キングレコードの公式サイトで発表された。「GIVE ME FIVE!」とは、英語で「ハイタッチ」を意味する成句。発売前日デイリーシングルチャートで推定売上枚数約96.7万枚を記録し、初登場1位を記録。集計2日目で推定売上枚数の合計が100万枚を超えた。
週間シングルチャートで初登場1位を獲得。シングルの1位獲得は通算12作目となり、女性グループによる通算1位獲得数の記録を2年9か月ぶりに更新。最終的な初動売上は約128.7万枚に達し、発売当時オリコン週間シングルチャート史上4位となったほか、5作連続で初動のみでのミリオンセラーを達成した。
第3位 AKB48 ギンガムチェック
(2012年8月29日発売)

リリースに先駆けて 『AKB48 27thシングル選抜総選挙』 が行われており、「ギンガムチェック」 はこの総選挙で上位16位までに入ったメンバーにより歌唱されている。センターは同総選挙で1位となった大島優子で、シングル表題曲のセンターポジションは「ヘビーローテーション」以来2年ぶり2回目となる。
デイリーシングルチャートで推定売上枚数約90.7万枚を記録し、初登場1位を記録。翌8月29日付同チャートでは約10.7万枚を記録し、集計2日目で推定売上枚数の合計が100万枚を超えた。
シングルの1位獲得は 「RIVER」 から14作連続・通算14作目。初動売上は約118.2万枚となった。シングルがミリオンセラーを達成するのは8作連続・通算9作目で、2012年の作品に限ると3作目。8連続ミリオンセラー達成はB'z以来、16年3か月ぶりでMr.Childrenと並ぶ2位タイとなったほか、史上初となる2年連続での3作以上のミリオンセラーを達成した。
第4位 AKB48 UZA (ウザ)
(2012年10月31日発売)

デイリーシングルチャートで推定売上枚数約88.5万枚を記録し、初登場1位を記録。その後、集計3日目で推定売上枚数の合計が100万枚を超えた。シングルの1位獲得は15作連続・通算15作目。初動売上は約112.9万枚。AKB48のシングルがミリオンセラーを達成するのは9作連続・通算10作目であり、この達成によりAKB48は連続ミリオンセラー達成記録でMr.Childrenの8作連続を抜き単独2位。通算10作の達成はB'z、Mr.Childrenに次ぐ史上3組目で、女性アーティストでは初。初動売上が集計されたこの週間チャートにより、AKB48は女性グループにおけるシングル・アルバムの総売り上げ枚数で歴代1位に浮上し、同時にその枚数が2000万枚を突破した。
第5位 AKB48 永遠プレッシャー (えいえんプレッシャー)
(2012年12月5日発売)

島崎遥香がシングル表題曲では初のセンターを務める。さらにインディーズ時代から全シングル表題曲での選抜入りしていた小嶋陽菜がじゃんけん大会で3回戦敗退となり選抜から外れたので、全シングル表題曲での選抜入り継続者が消滅した。
デイリーチャートで84.0万枚を記録し、初登場1位を獲得。さらに週間シングルチャートにおいて初登場1位を記録。1位獲得は 「RIVER」 から16作連続・通算16作目。初動売上は約107.3万枚となり、初動のみでミリオンセラーを達成した。AKB48のシングルがミリオンセラーを達成するのは 「Beginner」 から通算11作目となり、「桜の木になろう」 から10作連続となった。
年間チャート5位に入り史上初の2年連続5曲ミリオン達成と1位から5位までを独占した。
第6位 嵐 ワイルド アット ハート
(2012年3月7日発売)

デイリーシングルチャートで推定売上枚数約25.2万枚を記録し、初登場1位にランクインした。週間シングルチャートで初登場1位にランクインした。1位獲得は 「PIKA★★NCHI DOUBLE」 から26作連続・通算33作目であり、連続1位獲得数で歴代単独4位となり通算1位獲得数では歴代3位となった。初動売上は前作の初動を約2万枚上回る約55.0万枚を記録した。
第7位 嵐 Face Down (フェイス・ダウン)
(2012年5月9日発売)

週間シングルチャートで初登場1位にランクインした。1位獲得は 「PIKA★★NCHI DOUBLE」 から27作連続、通算34作目。初動売上は約52.6万枚。前作の初動 (約55.0万枚) を約2.4万枚下回ったものの、嵐のシングルが初動50万枚を突破するのは 「Løve Rainbow」 から7作連続で、累計売上も後に60万枚を突破した。同日付のオリコン週間シングルチャートではNMB48 「ナギイチ」 が初動37.6万枚で2位にランクインしたことで10年10か月ぶりに週間2位の売上が30万枚を突破しており、オリコンのニュース記事はこの週間チャートについて 「近年稀に見るハイレベルな争いとなった」 と記している。
第8位 SKE48 片想いFinally (かたおもいファイナリー)
(2012年1月25日発売)

センターポジションは松井珠理奈と松井玲奈。デイリーシングルチャートで推定売上枚数約28.5万枚を記録して1位。前作 「オキドキ」 の約28.3万枚を上回り、自己最高の初日売上を記録。同時に2009年3月の推定売上枚数公開以降における姉妹グループの母体であるAKB48以外のシングルの中で最も高い枚数も記録。週間シングルチャートで初登場1位を記録。「バンザイVenus」 から4作連続、通算4作目の1位となった。初動売上は約49.6万枚に達しており、前作 「オキドキ」 の初動売上約38.3万枚を超えたほか、SKE48のシングルとして初めて初動40万枚を突破した。またSKE48のシングルはデビュー以降リリースごとに初動売上を伸ばしており、その記録は本作まで続いた。
第9位 SKE48 キスだって左利き (キスだってひだりきき)
(2012年9月19日発売)

センターポジションは松井珠理奈。前作 「アイシテラブル!」 から4か月ぶりのシングル。発売デイリーシングルチャートで推定売上枚数約38.8万枚を記録し、初登場で1位にランクイン。また、同日付のオリコンデイリーアルバムチャートではこのシングルCDと同日に発売された 『この日のチャイムを忘れない』 が初登場で1位となりSKE48の作品が両チャートで同時に1位にランクインしている。その後週間シングルチャートで初登場1位にランクイン。同チャートにおけるSKE48のシングルの1位獲得は 「バンザイVenus」 から6作連続・通算6作目である。
初動売上は約51.1万枚であり、SKE48のシングルとして初めて初動50万枚を突破。女性グループでシングルの初動が50万枚を突破したのは、SPEED、モーニング娘。、AKB48に続く史上4組目。
第10位 SKE48 アイシテラブル!
(2012年5月16日発売)

センターポジションは松井珠理奈。カップリング曲のユニットは、「白組」「紅組」「セレクション8」の3つが前作に引き続いて編成されているほか、全員歌唱曲がなくなった代わりに「研究生」による楽曲が収録された。
デイリーシングルチャートで推定売上枚数約9.9万枚を記録し、初登場で1位にランクイン。初日の枚数では前作「片想いFinally」が記録した約28.5万枚を下回った。翌5月16日付では約28.8万枚を記録しており、本作においては推定売上枚数が集計初日より2日目に集中した。SKE48のシングルはデビュー以降リリースごとに初動売上を伸ばし続けていたが、本作でそれが途切れることになった。
by cress30 | 2012-12-31 23:59 | ●年度別売上アルバム・シングル