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●水谷豊 全出演ムービー 完全版

映画デビュー作 『その人は女教師』 から全出演作品
※ 画像はクリックで拡大します(一部除)

●1970年8月公開 東宝 『その人は女教師
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※水谷豊 映画デビュー作

監督 出目昌伸 脚本 宮内婦貴子
出演 岩下志麻/北城真記子/三船史郎/神田隆/一の宮あつ子/青野平義/戸浦六宏/中北千枝子/清水元/中沢治夫/本橋敏和/水谷豊/加藤善己

虚しい抵抗のあと、刑事に追われて逃げまどう亮は、通りすがりの女マキにすがりついた。マキは間近にせまる追跡者の足音を知ると、とっさに亮を抱いて恋人のように唇を重ね、その場の亮を救った。その日以来、亮にはマキの面影が忘れられぬものとなった。亮の通う青北高校に赴任した女教師がマキだった。

●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_8442679.jpg年上の女教師にひたむきな青春を賭ける亮をさとすが、体ごとぶつけるような激しさでマキを求める情熱の前に屈し、美しい湖畔の山荘で二人は結ばれる。マキと亮の噂は急速に広がり、それをしった修造は怒り狂い、校長と共に、二人を引きさく策略をたてた。夏休みを利用してマキが帰郷している間、父親に軟禁された亮は、必死でマキの家を訪れたが、あえぬまま姿を消した。亮の家出をマキと結びつけた修造は、マキを“未成年者略取誘拐"として告訴した。


●1970年8月公開 東宝 『バツグン女子高生 16才は感じちゃう』
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監督: 松森健 原作: 宮崎博史 脚本: 長野洋
出演  吉沢京子/黒沢年男、夏木陽介/内藤洋子/松原麻里/増田佳子/松沢佐知子/小野恵子/矢野間啓治/木村豊幸/頭師孝雄/小倉一郎/水谷豊 /熊谷敏樹 /十朱久雄 /藤木悠 /小鹿敦 /佐田豊 /浦山珠実 /有島一郎/久保菜穂子 /美川陽一郎/東郷晴子/三遊亭金馬/上田吉二郎/牧紀子/田島義文堺左千夫
●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_4471065.gif吉沢京子を主役としたアイドル学園もの。テレビのスポ根人気ドラマ「柔道一直線」(1969~1971)と、ほぼ同時期に作られた作品。映画主題歌は吉沢京子が歌った「すっ跳べ青春」(詞 岩谷時子 作・編曲 宮川 泰)。映画は吉沢京子が愛らしく写されている。テレビ映画、石原慎太郎原作「青春とはなんだ」から始まった一連の青春学園ものシリーズを、そのまま踏襲した設定になっている所が見所。水谷豊は立川というう役でチョイ役だった。現在でも活躍している俳優は何人?

1970年11月公開 東宝『バツグン女子高校生 そっとしといて16才
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監督: 松森健 原作: 宮崎博史 脚本: 長野洋
出演者:吉沢京子/柴田侊彦/黒沢年男/水谷豊/松原麻里/増田佳子/松沢佐知子/小野恵子 他
●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_561933.gif吉沢京子を主人公にしたアイドル学園もの 「バツグン女子高校生 16才は感じちゃう」 に次ぐ第二弾。二弾の主題歌 「そっとしといてネ!」  (詞:岩谷時子 曲:森本太郎 編曲:川口真)も吉沢京子が担当。主人公像や学校の設定は、微妙に前作とは違っているが、基本的な登場人物は前作とほとんど同じ。青春ドラマで良くあるパターンの一つ 「冤罪にさらされた不良少年を、級友たちが協力して救う」 話。水谷豊はチョイ役の用務員役で出演。

●1970年12月・大映 『新・高校生ブルース
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監督 帯盛廸彦 脚本 今子正義 原作 柴田成人
出演 関根恵子/内田喜郎/ 菅野直行/水谷豊/三笠すみれ /菅野直行 他
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■前作に続き、柴田成人の原作を帯盛迪彦が映画化。1ヵ月後の学園祭までに童貞を捨てることを目的に同盟を結成した健次、正樹、亘の3人組。健次はクラスの才媛・京子にアタックする。17歳の愛と性の行方、興味などをリアルに描いた話題作となった。
2000年に入ってからDVDの仕様でリマスター映像で発売されている。


●1973年11月公開 松竹 『ひとつぶの涙
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製作:沢村国男 監督:市村泰一 脚本:石森史郎
出演 森田健作 /吉沢京子/ 水谷豊/ 森次晃嗣/ 田島令子 /高岡健二/ 津島恵子 /大村崑/ 桜田淳子 /西城秀樹
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画家になることを夢見る孤児院出身の若者と、マッサージの学校に通う盲目の少女の恋愛を描くさわやかな青春映画。この二人を森田健作と吉沢京子の青春コンビが演じ、監督には娯楽作品に定評のある市村泰一があたっている。出演者としてほかに若き日の水谷豊や西城秀樹が起用されている。
右のポスターの (クリック拡大) 下段左側が若い水谷豊


●1974年2月公開 東宝・国際放映 『鬼輪番』
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監督 坪島孝 脚本 小川英 石川孝人 原作 小池一雄 やまざき拓味
出演 近藤正臣 /佐藤慶/ 藤巻潤/ 峰岸隆之介/水谷豊 /荒巻啓子

徳川泰平の世を守るため選び抜かれた忍者、公儀隠密「鬼輪番」。苛酷な修業を終えた五人の若者達に、早速、任務が与えられた――。小池一夫・作、やまさき拓味・画の同名劇画を映画化。物語の鍵を握る男・玄海に岸田森。■鬼輪番の一人に水谷豊
●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_1001149.jpgストーリー
人里離れた山奥に、鬼たちが棲んでいた。親鬼達は子鬼達を厳しく鍛え上げ、最後に残った5人の子鬼達は公儀隠密として江戸に向かう。秘密裡に外国の新式銃を大量に調達している疑いのある紀州に潜入し謀反を未然に防ぐよう命じられる。
網の目を掻い潜って、どうにか潜入する5人だったが、一人またひとりと命を落とす。そして紀州の中枢に辿り着いた時、相手の口から幕府の真意を知る。「御庭番」を「鬼輪番」と表記することで、鬼の面をつけて暗躍し、死んで初めて人間に戻るという、他の忍者モノとは一線を画す設定。


●1975年4月公開 松竹文学座 『想い出のかたすみに
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監督 宮崎晃 脚本 宮崎晃
出演者 中村雅俊/檀ふみ/水谷豊/浅丘ルリ子/大出俊 他

ストーリー 笹原未知は、女子大生で人形劇研究会に属している平凡な娘。未知は同じ大学の津村隆夫に恋焦がれている。隆夫は、未知の兄の嫁さんの弟なのだが、隆夫は未知を子供あつかいにして全然相手にしてくれない。返って隆夫の友人の坂本が未知に惚れている。      ↑
●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_10435961.jpg←●(クリック拡大)
ある日、隆夫は姉夫婦が、二年間アメリカに行く事になったので、マンションに移り住むように頼まれた。隆夫はすぐに快諾した。が、マンションを人形劇の稽古場にしたいと考えていた未知は、隆夫に頼むが拒わられてしまった。隆夫のマンション暮しが始まった。そんなある夜、美しい女性が姉を訪ねて来た。亮子と名乗るその女性は、姉が不在だと聞くと、くずれるように倒れた。隆夫は驚いて亮子をベッドに寝かすと、未知に看病を頼んだ。未知は部屋を一週間に三日借りる事を条件に引き受けた。やがて、未知の看病で亮子の熱は引いた。彼女は姉と同級生で、嫁いで九州に行ったものの、夫とうまくいかず飛び出して、相談しに来たのだった。
●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_10565355.jpg隆夫は美しい年上の女、亮子にすっかり心を奪われてしまった。亮子が実家に帰ってからも、隆夫は度々亮子を訪ね、ついにホテルで一夜をともにした。亮子が、夫が事故で怪我をしたために九州へ帰ったので、隆夫も、すぐ九州へ彼女を追った。隆夫のいないマンションでは、未知とその仲間が人形劇「青い鳥」の稽古に余念がなかったが、未知にはいつもの精彩がない。亮子の家を訪ねた隆夫が見たのは、そこで夫と二人で再出発しようと決心した亮子の姿だった。
想いが破れてすごすごと帰って来たマンションには未知が待っていた。しつらえた人形劇の舞台の上から、未知の操るミチルが隆夫を迎えた。 「九州へ青い鳥を探しに行ってどうだったの?」 「ただのカラスだった」 「青い鳥は結局、家にいたのよ」 「……」 「でも、この劇の終りは、その青い鳥も家から逃げて行くのよ」 未知はマンションを飛び出した。彼女を追いながら隆夫は未知の心がわかってきた……。                                     ポスター (クリック拡大)↑


●1976年10月公開 ATG 『青春の殺人者
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製作 今村昌平 大塚和  監督 長谷川和彦  脚本 田村孟 原作 中上健次 短編小説『蛇淫』
キャスト  水谷豊/原田美枝子/内田良平/市原悦子/ 白川和子/江藤潤/桃井かおり/地井武男/高山千草/三戸部スエ

1976年度キネマ旬報ベスト・テン第1位。水谷豊、原田美枝子 主演男&女優賞を受賞作品。

昭和49年千葉で起こった市原両親殺人事件をモデルにした中上健次の小説「蛇淫」の映画化。小説よりもより実話に近くなっており、冤罪を主張している死刑囚の佐々木哲也は、再審請求の中で同映画の影響を訴えている。
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子離れできない過保護の両親に育てられた主人公が、恋人と別れることを強要されたことから両親を殺害してしまうという話。圧巻なのは前半30分の父親を殺害した後の水谷豊演じる主人公とその母親役の市原悦子の二人のやり取り。

この映画での市原悦子の気持ち悪さと恐ろしさは比ではない。前半のインパクトが強烈だった分、後半、水谷豊と原田美枝子との逃避行の場面は退屈かも。原田美枝子がただひたすら「じゅんちゃん、じゅんちゃん」と主人公の名前を連呼する声だけが耳に焼き付く。ヒロイン役の原田美枝子はあどけない表情の中にどこか淫蕩さを感じさせる役どころにぴったり。高校時代の同級生役の桃井かおりが印象的。
●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_162347.jpg本作の音楽を担当したゴダイゴは 『青春の殺人者』 がデビューと重なる。映画用に作曲されたわけではないが、ゴダイゴ(新創世紀)から長谷川和彦監督はこのアルバムから4曲をサウンドトラックに使用している。
これが映画デビューとなった長谷川和彦監督の、当時の社会および日本映画界に対する怒りが、研ぎ澄まされた感性と両立しながら爆発したかの衝撃的パワーに満ちあふれた傑作。


●1979年10月公開 東宝 『太陽を盗んだ男
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監督 長谷川和彦 助監督 相米慎二 高橋芳朗 矢野広成 榎戸耕 森安建男 脚本 長谷川和彦 原作 レナード・シュレイダー
キャスト   
沢田研二/菅原文太/池上季実子/北村和夫/神山繁/佐藤慶/伊藤雄之助/汐路章/市川好郎/石山雄大/森大河/木樽仙三/中平哲仟/江角英明/風間杜夫/草薙幸二郎/小松方正/水谷豊/西田敏行
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キネマ旬報 日本映画ベストテン第2位、映画芸術誌ベストテン第3位、映画人が選んだオールタイムベスト100 (キネマ旬報/1999年) 日本映画篇では13位に選ばれた、日本映画史に残る作品。交番の警官役が水谷豊。

「原爆を作って政府を脅迫する」 という奇想天外なアイデアの日本映画。
大掛かりなカーアクション、国会議事堂や皇居前を始めとしたゲリラ的な大ロケーション、 シリアスで重い内容と、ポップでエネルギッシュな活劇要素(人を食ったようなプルトニウム奪取や原爆奪還など) が渾然となった邦画としては他に類を見ないエンターテイメント作品。
原子爆弾製造や皇居前バスジャックなど、当時としてもかなりきわどい内容。 主演はジュリーこと沢田研二。原爆完成の嬉しさのあまりガイガーカウンターをマイク代わりにはしゃぐシーンは出色。 クライマックスの菅原文太との死闘の凄まじさは語り草となっている。


●1981.10公開 フォーライフ&東宝 『幸福
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◆製作 後藤由多加 ◆監督 市川崑 ◆脚本 日高真也 大藪郁子 市川崑 ◆原作 エド・マクベイン 「クレアが死んでいる」 ◆音楽 ロブバード

キャスト
 
水谷豊/永島敏行/谷 啓/中原理恵/永井英理/黒田留以/市原悦子/草笛光子/浜村純/加藤武/常田富士男/河合信芳/小林昭二/新橋耐子/佐々木すみ江/三條美紀/倉崎青児/川上麻衣子/桜井勝/青地公美/三谷昇/辻萬長/宇野喜代/古俣敦子/大林丈史

妻に去られ二人の子供を育てる刑事と、恋人を殺され報復に燃える若い刑事を主人公に事件が解決される過程で、現代社会における幸福とは何かを描く。エド・マクベインの小説『クレアが死んでいる』を基に、脚本は 「古都(1980)」 の日高真也と市川崑、 「おやゆび姫」 の大薮郁子の共同執筆、監督も同作の市川崑、撮影も同作の長谷川清が担当。
あらすじ
社会福祉員を目指す大学生の中井庭子は、恋人の刑事、北にデートに一時間ほど遅れると電話していた。午後、書店で射殺事件が起こり、野呂、村上、北の三人の刑事が現場に向った。そして、三人の被害者の中に、何と庭子がいた。あとの二人は大学教授の雨宮、サラリーマンの遠藤という名が判明。白いブラウスを真赤な鮮血で染めて倒れている庭子の死体に、北は絶望と怒りを覚えた。手がかりは、遠藤が死の間際に“ウドウヤ"と言ったことだけだった。妻に家出されてしまった村上は、八歳になる娘の信が、母代りで家事や、六歳の弟、勉の面倒を見ている。三人の被害者の身辺捜査が始まった。そして、福祉センターで、身寄りがないという嘘がばれてヘルパーが行かなくなっている車崎るいのところに庭子が出向いていたことが分った。るいには非行グループの兄貴株の吾一と、少し頭の弱いみどりという二人の子供かいる。数日後、近所の川の土手でみどりの死体が発見された。

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「幸福」 の主題歌を担当したのは、すでに解散したロブバード。
そのジャケ写が左です。

●東宝・フォーライフ提携映画「幸福」
東宝提携映画 「幸福」 主題歌 ロブバード
幸福ロンリーハート
c/w サマータイムドリーム

映画がフォーライフとの提携ということもあって、公開に先立ち 『幸福』 のサウンドトラックがリリース。ジャケ写だけを見ると、水谷豊の歌唱と勘違いする。映画使用のインストロメンタルとテーマ曲 『幸福ロンリーハート』 が収録されたもの。この手のアルバムは映画との便乗商法が常。ジャケ写紹介、ということで掲載。

1981.09.05 幸福 オリジナル・サウンドトラック
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●1983年10月公開 東宝 『逃がれの街
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製作 .田中壽一 監督 工藤栄一 脚本 古田求 工藤栄一 原作 北方謙三
■キャスト
   
水谷豊/坂本浩之 /甲斐智枝美/夏木勲/草笛光子/田中邦衛/島田紳助/阿藤海/財津一郎/本田博太郎/小林稔侍/清水のぼる/成瀬正/平田満/竹内久和/北村総一朗/秋川リサ/鹿沼えり/古澤一朗/小池朝雄/絵沢萠子/木田三千男


恋人に付きまとっていた男を殺してしまったトラック運転手の姿を描いた作品。北方謙三が綴るハードボイルドを 「影の軍団 服部半蔵」 の工藤栄一監督が映画化。
あらすじ
●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_19164829.jpg家庭電気器具の配送をするトラック運転手水井幸二は平凡な生活を送っていた。しかし、何か事あるごとに“兄貴"とつきまとう同僚・米倉と飲みあかしたり、競馬に夢中になったりの毎日に嫌気がさし、新しい職をみつけて意を新たに働くことに決めていたそんな時、一緒に上京してきた昔の仲間・沼田から電話がかかり、幸二は断りきれないまま一晩彼を泊めた。だが翌朝、沼田は殺人犯として警察に逮捕された。

しかも、沼田が幸二と一緒に殺ったと偽りの証言をしたため、警察は幸二を共犯者とにらみ事情聴取を理由に留置する。幸二は身の潔白を証明するために、沼田の犯行時、彼が一緒に居た遠藤牧子の名をあげる。警察に調べられた牧子は家に知られるのが恐くて幸二との関係を否定する。だが、警察は彼女の偽証に気づき幸二は釈放された。幸二の新たな決意は、この事件によって無残にも打ちひしがれ、周囲の目も一変して冷やかになっていた。そんな幸二のところに牧子が家出までしておしかけて来、束の間の甘い生活が始った。
●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_19231490.jpgしかし、牧子の母親と関係している渡辺という男が二人につきまとい、牧子と渡辺の関係を知った幸二は彼女のために渡辺と対決する。幸二と渡辺の凄まじい決闘、ついに渡辺はたたき殺されてしまった。その後、幸二は鈴江宏というみなし児と出会い一緒に生活をするようになる。黒木刑事は、関西昇勇会幹部である渡辺の死を、暴力団の抗争という警察の見解に疑問を抱きはじめていた。渡辺の弟分・芝崎は、仇を討つため牧子をリンチして渡辺を殺した男を白状させた。芝崎は宏を誘拐し幸二をおびき出すが、逆に幸二に殺されてしまう。


●1998年2月公開 蘇る優作 『探偵物語 特別編
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監督: 第1話:村川透
/第5話:澤田幸弘

出演: 松田優作(工藤俊作)
成田三樹夫(服部)
山西道広(松本)
竹田かほり
ナンシー・チェニー
第1話 緑魔子/熊谷美由紀/佐藤蛾次郎/山谷初男/団巌
第5話 水谷豊/原田美枝子/古尾谷雅人/村松英子/片岡五郎

●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_2051592.jpg松田優作が死んで98年で丸9年になることとはまったく無関係に、突然公開が決まった 「探偵物語」 特別篇。今回の 『特別篇』 では、テレビシリーズの第1話 「聖女が街にやって来た」 と、第5話 「夜汽車で来たあいつ」 をニュープリントで上映。
また、松田優作主演映画のハイライトシーンや、テレビの予告編などを編集して、ドラマ2話の前後にくっつけている。この 「新作」 部分が 『特別篇』 たるところ。
ナレーターは竹中直人。短い時間が、標準的な人物ドキュメンタリーになっている。


012.gif061.gifおまけ (水谷豊の14歳でのテレビ界デビュー作品
●1968年10月~放送 フジテレビ 『バンパイヤ
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●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_19234853.jpg1968年10月5日から1969年3月29日までフジテレビ系で全26話が放送された、実写とアニメの合成のモノクロ作品。変身のシーンと変身後の動物形をアニメーションで描いている。パイロット版の制作は放映前年の1967年春から開始され、8分半ほどのカラー版パイロットフィルムが作られた。同年5月ごろから第1話の撮影が始まった。(画像クリックで拡大)
しかし、放送局やスポンサーの獲得に難航したことや、バンパイヤの故郷である“夜泣き谷”の設定にテレビ局側からクレームが付き第1話が三度にわたってリテイクされたことなどのアクシデントが続き、全26話完成から半年後にようやく放映開始された。
テーマ曲はソノシートと言われたビニール製 (左の画像) のレコードに付録をつけた商品が朝日ソノラマから子供向けで発売(330円)された。

●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_19412172.jpg●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_19484684.jpg本格的にテイチクレコードからアナログ盤でリリースされたのがこれ。33回転盤の3曲収録。(右ジャケ写)
バンパイヤのテーマ (松川義昭)/.ロックのバラード (佐藤 博)/チッペイ音頭 (堀 絢子)
※堀 絢子さんは 「忍者ハットリくん」 「ムーミン」などの声優として現在も活躍している。

●水谷豊 全出演ムービー 完全版_d0022648_21373085.jpg■キャスト
トッペイ:水谷豊 /チッペイ:山本善朗 /大西ミカ:桐生かほる /ルリ子:嘉手納清美 /ロック:佐藤博、梶健司/ロック(変装):水上竜子、小笠原章二郎/下田警部:岩下浩 /熱海教授:戸浦六宏 /別府博士:外山高士 /森村記者:渡辺文雄/林記者:石井竜一/トッペイの母:磯野道子 /トッペイの父・立花博士:左卜全 /大西剛三:上田吉二郎 /大西夫人:平松淑美

LDが1998年7月に発売され2000年7月にはビデオ化もされていた。新たな素材が発見されたため本放送に近い形になるDVD-BOX (6枚入り)が2002年12月にコロムビアミュージックエンタテインメントから発売。特典映像としてパイロット・フイルムや未放送部分やNG版などが収録されていた。
2005年9月には、本編だけを再編集し9975円という安価で全26話が入手可能となった。水谷豊の若々しい668 分 の映像だ。




by cress30 | 2005-05-22 20:00 | ●水谷 豊

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